ソニーＦＨ、今期経常を11％上方修正・4期ぶり最高益更新へ

　ソニーフィナンシャルホールディングス <8729> が2月1日大引け後(15:00)に業績修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の830億円→920億円(前期は668億円)に10.8％上方修正し、増益率が24.2％増→37.6％増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の357億円→447億円(前年同期は341億円)に25.2％増額し、増益率が4.7％増→31.0％増に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2019年3月期第3四半期連結累計期間において、主に生命保険事業の業績が期初の想定と乖離して進捗したことを受け、連結業績予想を修正します。経常収益は、主に生命保険事業において、当第3四半期連結累計期間の実績が期初想定を下回って推移したことにより、下方修正します。経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は、主に生命保険事業において、当第3四半期連結累計期間の実績が期初想定を上回って推移したことにより、上方修正します。生命保険事業の経常利益および当期純利益が期初想定を上回ったのは、一般勘定におけるその他有価証券に係る減損損失の計上があったものの、解約の増加にともない責任準備金負担が期初想定を下回ったこと、および一般勘定におけるその他有価証券に係るヘッジを目的としたデリバティブ取引の損益が期初想定を上回ったことなどによります。2019年3月期の配当予想については、2018年4月27日に公表した数値から変更ありません。