3,428円
オリックスのニュース
■ユニチカ <3103> 311円 (+80円、+34.6%) ストップ高
ユニチカ <3103> [東証P]がストップ高。6日午前に発表した4-6月期連結決算は、売上高が306億5800万円(前年同期比9.7%増)、営業損益が11億6800万円の黒字(前年同期6億7600万円の赤字)に転換して着地した。あわせて4-9月期業績予想の上方修正も行っており、これらを評価した買いを集めた。上期の売上高は580億円から590億円(前年同期比1.7%増)へ、営業損益は11億円の黒字から14億円の黒字(前年同期17億9200万円の赤字)へ引き上げた。製品価格改定や経費削減を始めとしたコストダウンの取り組み効果が当初計画より早期に発現したため。純利益見通しは据え置いている。
■シグマクシス <6088> 1,435円 (+300円、+26.4%) ストップ高
東証プライムの上昇率2位。シグマクシス・ホールディングス <6088> [東証P]がストップ高。5日の取引終了後に発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高59億7400万円(前年同期比18.4%増)、営業利益13億1800万円(同22.5%増)、純利益12億5400万円(同34.9%増)と大幅増収増益となったことが好感された。コンサルティング事業で、運輸、金融、情報通信、商社、小売、製造業を中心とした顧客を支援するプロジェクトが業績を牽引した。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高250億円(前期比11.6%増)、営業利益52億5000万円(同24.0%増)、純利益39億円(同20.7%増)の従来見通しを据え置いている。同時に、上限を100万株(発行済み株数の2.28%)、または12億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は8月22日から来年1月31日までで、8月22日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買い付け及び23日以降の市場買い付けにより取得するという。
■ユトリ <5892> 1,459円 (+300円、+25.9%) ストップ高
yutori <5892> [東証G]がストップ高。5日の取引終了後、アパレルを中心としたライフスタイルブランド「Her lip to」を運営するheart relation(東京都渋谷区)の株式の51.0%を8月16日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視された。heart relationは「Her lip to」のほか、ビューティブランド「Her lip to BEAUTY」及びランジェリーブランド「ROSIER by Her lip to」を運営。24年12月期6月度までの売上高実績として前年同期比26.8%増で伸長していることから、今回の子会社化ではこの勢いを両社の更なる発展につなげるべく、これまで蓄積してきたブランド運営、商品企画及びマーケティングなどのノウハウを互いに共有するのが狙い。また、生産・物流管理業務及びバックオフィス業務の連携により効率的なグループ運営を目指すとしている。取得価額は16億9200万円。なお、同件が今後の業績に与える影響は精査中としている。
■カカクコム <2371> 2,024円 (+400円、+24.6%) ストップ高
東証プライムの上昇率3位。カカクコム <2371> [東証P]がストップ高。6日午前11時40分ごろに発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高177億1300万円(前年同期比15.3%増)、営業利益69億7700万円(同34.9%増)、純利益48億2400万円(同32.1%増)と大幅増収増益となったことが好感された。食べログ事業で、「飲食店広告」と「飲食店予約」が引き続き伸長したほか、価格.com事業で「サービス」の好調に加えて、「ショッピング」「広告」の減少幅が更に縮小したことが牽引した。また。求人ボックス事業が引き続き高い売り上げ成長率を維持したことも寄与した。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高740億円(前期比10.6%増)、営業利益285億円(同10.4%増)、純利益194億円(同7.2%増)の従来見通しを据え置いている。
■日製鋼 <5631> 3,722円 (+700円、+23.2%) ストップ高
東証プライムの上昇率4位。日本製鋼所 <5631> [東証P]がストップ高。5日の取引終了後、25年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比13.1%減の476億200万円と減収となったが、経常利益は同36.9%増の48億1700万円となった。増益を確保したことを受け、買い戻しの流れが優勢となったようだ。4-6月期は産業機械事業、素形材・エンジニアリング事業ともに受注高は減少した。EV(電気自動車)関連投資が停滞した影響を受けたが、防衛関連機器の受注高と売上高はともに増加した。
■デサント <8114> 4,065円 (+700円、+20.8%) ストップ高
東証プライムの上昇率9位。デサント <8114> [東証P]がストップ高。5日の取引終了後、伊藤忠商事 <8001> [東証P]の子会社であるBSインベストメントがデサントに対し株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。買い付け価格は1株4350円で、完全子会社化を目指す。デサントの株価はTOB価格にサヤ寄せする動きとなっている。買付予定数の下限は1679万3700株で、上限は設定しない。11月上旬までにTOBを開始することを目指す。TOB成立後、所定の手続きを経てデサントは上場廃止となる予定。伊藤忠は自社のネットワークを活用し、商品開発力を強化しビジネス拡大につなげる。東京証券取引所は5日、デサントの株式を監理銘柄(確認中)に指定した。
■キッコマン <2801> 1,744円 (+300円、+20.8%) ストップ高
東証プライムの上昇率10位。キッコーマン <2801> [東証P]がストップ高。前日は全体波乱相場に流されて16.5%安と急落を余儀なくされたが、6日は一転して一気に切り返す動きをみせた。同社が5日取引終了後に発表した25年3月期第1四半期(24年4-6月)決算は営業利益が前年同期比60%増の214億7400万円と大幅な伸びを達成した。同社は売り上げの8割近くを海外で占めているが、北米や欧州を中心にしょうゆの販売が好調に推移しており、為替の円安効果も寄与して収益を押し上げている。25年3月期通期の営業利益予想は従来見通しを据え置いているが、進捗率から上振れる可能性もあり、見直し買いを呼び込んだ。
■ダイダン <1980> 2,917円 (+500円、+20.7%) ストップ高
ダイダン <1980> [東証P]がストップ高。同社は6日午後1時ごろ、25年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。営業利益が前年同期比2.5倍の17億2500万円となったことが好感されたようだ。売上高は同8.8%増の443億2500万円で着地。前期から繰り越した工事が順調に進捗し、今期に進捗した工事の採算性が前期に比べて高かったことが利益を押し上げた。なお、通期業績予想については売上高2500億円(前期比26.6%増)、営業利益150億円(同37.9%増)とする従来見通しを据え置いている。
■三菱重 <7011> 1,573.5円 (+260.5円、+19.8%) 一時ストップ高
三菱重工業 <7011> [東証P]が4日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。6日午後1時半、25年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。売上収益は前年同期比13.0%増の1兆1115億5500万円、最終利益は同17.1%増の622億8600万円となった。第1四半期の最終利益の通期計画に対する進捗率は27%と順調な滑り出しとなっており、業況を好感した買いが株価を押し上げたようだ。エナジー部門や 防衛・宇宙部門を中心に売り上げが増加し、利益率も改善した。ガスタービン・コンバインドサイクル発電プラント(GTCC)は主に米州で受注が大幅に増加した。
■長瀬産 <8012> 3,029円 (+500円、+19.8%) ストップ高
長瀬産業 <8012> [東証P]がストップ高。5日の取引終了後に発表した25年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算は、売上高が前年同期比6.8%増の2392億100万円、経常利益は同49.2%増の109億4900万円となった。経常利益の通期計画に対する進捗率は31%に上り、好発進となったことを受けて買い戻しが入ったようだ。物流コストや人件費が上昇しながらも、国内では半導体用途の変性エポキシ樹脂関連や原材料の販売が増加した。海外では円安の影響に加えて、食品素材販売や樹脂販売の収益性が改善し、利益を押し上げた。
■GSユアサ <6674> 2,351円 (+379.5円、+19.3%)
ジーエス・ユアサ コーポレーション <6674> [東証P]が4日ぶり急反騰。5日取引終了後に4~6月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比5.8%増の1275億8300万円、純利益は同2.9倍の47億8500万円だった。全体相場が急落後のリバウンド局面に移行するなか、決算を好感した買いも入り大きく切り返している。自動車電池の販売数量が増加したほか、販売価格の是正の取り組みを進めたことが業績を押し上げた。また、持ち分法による投資損益や、海外子会社の繰延税金負債の取り崩しに伴う税金費用の減少なども寄与した。
■長谷川香料 <4958> 3,150円 (+502円、+19.0%) ストップ高
長谷川香料 <4958> [東証P]がストップ高。5日の取引終了後、24年9月期の連結業績予想について、売上高を665億円から713億円(前期比9.9%増)へ、営業利益を83億円から95億6000万円(同27.3%増)へ、純利益を67億5000万円から73億5000万円(同10.2%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を31円から39円へ引き上げ年間配当予想を70円(前期61円)としたことが好感された。食品部門の好調を主因に第3四半期までの業績が想定を上回って推移していることに加えて、米国子会社の業績回復や円安の好影響などを反映させた。また、想定為替レートを1ドル=137円から151円へ、1元=19円50銭から21円へそれぞれ見直したとしている。なお、同時に発表した第3四半期累計(23年10月-24年6月)決算は、売上高527億500万円(前年同期比9.4%増)、営業利益74億9300万円(同26.0%増)、純利益56億1700万円(同4.9%増)だった。
■オリックス <8591> 3,203円 (+500.5円、+18.5%) ストップ高
オリックス <8591> [東証P]がストップ高。5日の取引終了後に発表した25年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算は、営業収益が前年同期比4.6%増の7081億3900万円、最終利益が同37.7%増の867億3500万円となった。前日5日に日経平均株価が過去最大の下げ幅となるなか、同社株も大幅な調整を余儀なくされたが、4-6月期が2ケタの増益で着地したことが安心感をもたらし、買い戻しが優勢となったようだ。オペレーティング・リース収益やサービス収入、商品・不動産売上高が増加した。
■ダイヘン <6622> 6,490円 (+1,000円、+18.2%) ストップ高
ダイヘン <6622> [東証P]がストップ高。同社は5日取引終了後、25年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。営業利益が前年同期比16.3%増の8億9700万円となったことが買い安心感につながったようだ。売上高は同22.7%増の433億600万円で着地。国内の配電機器及び海外の変圧器の更新投資が堅調に推移したことを背景に、主力のエネルギーマネジメント事業が好調だったことなどが寄与した。なお、通期業績予想については売上高2050億円(前期比8.7%増)、営業利益160億円(同5.6%増)とする従来見通しを据え置いている。
■ニチアス <5393> 4,625円 (+700円、+17.8%) ストップ高
ニチアス <5393> [東証P]がストップ高。5日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を2520億円から2530億円(前期比1.4%増)へ、営業利益を370億円から395億円(同12.2%増)へ、純利益を255億円から293億円(同8.7%増)へ上方修正したことが好感された。第1四半期において原子力、石油精製、石油化学向けを中心にプラント向け工事・販売部門が好調だったことや、半導体製造装置向け製品の需要に持ち直しの動きが見られ、高機能製品部門が堅調に推移したことが寄与する。なお、第1四半期(4-6月)決算は、売上高632億5600万円(前年同期比6.9%増)、営業利益105億4600万円(同38.0%増)、純利益85億4700万円(同34.5%増)だった。
■大林組 <1802> 1,872.5円 (+283円、+17.8%)
大林組 <1802> [東証P]が4日ぶり急反騰。6日正午ごろに発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高5747億600万円(前年同期比17.9%増)、営業利益153億7200万円(同3.7倍)、純利益258億4700万円(同3.9倍)と大幅増益となったことが好感された。国内・海外建築事業における大型工事の進捗や、前年12月に買収したMWH社の連結組入(海外土木事業)などが寄与した。また、国内建築事業において手持ち工事の採算性が改善したことも利益増に貢献した。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高2兆5100億円(前期比7.9%増)、営業利益930億円(同17.2%増)、純利益870億円(同15.9%増)の従来見通しを据え置いている。
■キーエンス <6861> 62,500円 (+9,380円、+17.7%) 一時ストップ高
キーエンス <6861> [東証P]が4日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。米国景気の先行き警戒の拡大を背景とした世界的な株安局面のなかで、同社株にも売り圧力が強まり、前日5日に一時5万2430円まで下落して年初来安値をつけた。半面、同社の24年4-6月期決算は売上高と営業利益がともに2ケタの伸びとなっており、営業利益率は50%近くと高い収益性を誇る。自己資本比率は95.6%に上り、キャッシュリッチな好財務企業とあって、高ボラティリティ相場のなかで割安感の強まったキーエンスに対しては、幅広い投資家からの買い注文が集まったようだ。
※6日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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