大引け：Ｓ＆Ｐの４段階格下げで武富士がストップ安

　大引けの日経平均株価は53.13円安の9676.80円、TOPIXは6.94ポイント安の850.06ポイントで終了。東証一部の値上がり銘柄数は572、値下がり銘柄数は1020、出来高は概算で22億6414万株、売買代金は概算で1兆4083億円でした。

　後場になって日経平均株価は下げが加速、TOPIXは10月安値の節目を割り込んだことで、投資家は弱気ムードとの見方も出ました。本日の出来高が22億台になったことが、裏付けているとの見方もありました。

　個別では飯田産業<8880.T>が値上がり率トップ、LED関連のTOWA<6315.T>、月次売上高が好調のくらコーポ<2695.T>が上昇。武富士<8564.T>はスタンダード＆プアーズの４段階格下げを嫌ってストップ安、東京建物<8804.T>は大型ファイナンスで売り込まれました。

　市場では、三井不動産<8801.T>、三菱地所<8802.T> 、住友不動産<8830.T>が大幅安になったことが注目されました。観測では東京建物のファイナンスにより、同じセクターの銘柄が売り込まれる現象があったと見られています。

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