名古屋銀、今期経常を17％下方修正

　名古屋銀行 <8522> [東証Ｐ] が3月22日大引け後(15:30)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の124億円→103億円(前期は157億円)に16.9％下方修正し、減益率が21.1％減→34.5％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の59.3億円→38.3億円(前年同期は71.8億円)に35.4％減額し、減益率が17.5％減→46.7％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　銀行単体において、昨今の世界的な金利上昇を受け、一部外国債券について保有にかかる外貨調達コストが債券利息を上回る状態となっていることから、外国債券利息の逆ざや負担を抑制するために損失処理を行うことといたしました。これに伴い、国債等債券売却損が当初予想を上回る見込みとなったことから、2023年３月期の業績予想を下方修正するものです。なお、連結業績予想の修正は、主に単体業績予想の修正によるものです。※ 本資料に記載されている業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。