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Jトラスト<8508>は12日、2021年12月期第3四半期(21年1月-9月)連結決算を発表した。営業収益が前年同期比5.5%増の306.24億円、営業利益が78.27億円(前年同期は13.01億円の損失)、税引前利益が83.60億円(同15.48億円の損失)となった。また、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、JTキャピタル売却損の約25億円の計上があったものの、同0.3%減の24.05億円となった。
今回の決算発表の注目点は、東南アジア金融事業の損益が改善していることが確認できたことと、日本金融事業における新しい成長戦略が紹介されたことだ。
Jトラスト銀行インドネシア(BJI)の営業損失額減少とカンボジアのJトラストロイヤル銀行の増益により、東南アジア金融事業のセグメント損失は29.81億円と、前年同期の43.22億円の損失と比べて、損失額が大幅に縮小した。とくに、BJIにおいては、リスクマネジメントを強化した2020年1月以降の新体制で積み上げた貸出残高のNPL比率は2021年9月時点で0.10%となっており、貸出ポートフォリオが不良化していないことが示された形となった。
また、日本金融事業の保証事業においては、今後、保証残高を積み上げていく方策が注目されていた。今回の決算説明動画によれば、日本保証では土地の仕入れからアパートの建築、それを購入する投資家の開拓、プロモーション、そしてローン保証まで、入口から出口までワンストップで提供するサービスを始めたところ、投資家や金融機関から好評を博しているとのことだ。保証残高は2,000億円強で安定推移しているが、こうした施策などにより3,000億円まで増大させる計画を進めている。
セグメント別の損益は、日本金融事業が前年同期比5.9%増の36.29億円、韓国及びモンゴル金融事業は同41.7%増の28.04億円、東南アジア金融事業は29.81億円の損失(前年同期は43.22億円の損失)、投資事業は60.28億円(同12.23億円の損失)となった。
2021年12月期通期予想については、営業収益が前期比6.9%増の421.01億円、営業利益が55.03億円、税引前利益が82.55億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が20.00億円とする2021年5月13日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。3Q時点における通期予想に対する進捗率は営業利益が142%、税引前利益が101%、親会社の所有者に帰属する当期利益は120%と既に100%を超えているものの、事業ポートフォリオの再編を進めていることなどから、業績予想は据え置いている。
<NB>
今回の決算発表の注目点は、東南アジア金融事業の損益が改善していることが確認できたことと、日本金融事業における新しい成長戦略が紹介されたことだ。
Jトラスト銀行インドネシア(BJI)の営業損失額減少とカンボジアのJトラストロイヤル銀行の増益により、東南アジア金融事業のセグメント損失は29.81億円と、前年同期の43.22億円の損失と比べて、損失額が大幅に縮小した。とくに、BJIにおいては、リスクマネジメントを強化した2020年1月以降の新体制で積み上げた貸出残高のNPL比率は2021年9月時点で0.10%となっており、貸出ポートフォリオが不良化していないことが示された形となった。
また、日本金融事業の保証事業においては、今後、保証残高を積み上げていく方策が注目されていた。今回の決算説明動画によれば、日本保証では土地の仕入れからアパートの建築、それを購入する投資家の開拓、プロモーション、そしてローン保証まで、入口から出口までワンストップで提供するサービスを始めたところ、投資家や金融機関から好評を博しているとのことだ。保証残高は2,000億円強で安定推移しているが、こうした施策などにより3,000億円まで増大させる計画を進めている。
セグメント別の損益は、日本金融事業が前年同期比5.9%増の36.29億円、韓国及びモンゴル金融事業は同41.7%増の28.04億円、東南アジア金融事業は29.81億円の損失(前年同期は43.22億円の損失)、投資事業は60.28億円(同12.23億円の損失)となった。
2021年12月期通期予想については、営業収益が前期比6.9%増の421.01億円、営業利益が55.03億円、税引前利益が82.55億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が20.00億円とする2021年5月13日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。3Q時点における通期予想に対する進捗率は営業利益が142%、税引前利益が101%、親会社の所有者に帰属する当期利益は120%と既に100%を超えているものの、事業ポートフォリオの再編を進めていることなどから、業績予想は据え置いている。
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