【売り】静岡銀行:過剰な上昇、勝率62%の売りシグナルにヒット
要旨
好材料があるものの18日の大幅上昇は、統計的にはやや過剰な勢い。短期的な調整を見込んで逆張り売りで攻めていきましょう。
株式会社静岡銀行とは?
地方銀行。静岡県が地盤。高い自己資本比率を保った安定経営が特徴。
最近のトピック
発行済み株式の1.59%である1000万株(120億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。需給改善および株式価値向上が見込まれることから、買い手に有利な材料となりました。
どんな値動きをしているの?
6月に入ってからは上昇の勢いが強まっています。6月初めには953円だった株価は現在1,093円にまで上昇となり、ここまでの上昇率はおよそ15%。直近の上昇の勢いは特に強く、17日は大きな下窓開け、18日には大きな陽線を形成しました。
ここがポイント!
(1) 急激な株価の上昇
6月17〜18日の株価の急騰はやや過剰。統計的にも短期的に調整に入る前兆です。
(2) 17日の大きな下窓開け
下窓開けは翌日以降に窓埋めが期待できることから、統計的には売りに有利です。
まとめ
以上2つの理由より、ここは短期的な調整を期待して「逆張り売り」で攻めていきましょう。
留意点
統計的に優位ではあるものの、続投となる可能性があるためロスカットは必須です。また、詳しい売買手法に関しては次項を参照して頂ければ幸いです。
統計解析の結果の概要
利用した戦略:225銘柄逆張り売り
検証期間:2000年1月4日~2014年6月18日
取引回数:6874回
対象市場:日経225銘柄
売買手法:寄成売り→引成買い
勝率:62%
勝ちトレード平均利益:+2.1%
負けトレード平均損失:-2.4%
平均損益率:+0.4%
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