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個人投資家株ファイター:アツい!生体認証関連銘柄!【FISCOソーシャルレポーター】

配信元:フィスコ
投稿:2018/02/09 20:16
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株ファイター」氏(ブログ「株ファイターの株報道」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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2018年1月24日17時に執筆

近年、インターネット上でのあらゆる取引が当たり前となってきた。そして多くの人が複数のサービスを利用している。そんな中で犯罪行為を防ぐために個人認証は必要不可欠であり、従来の決済ではIDやパスワード、カード番号、暗証番号などが使われてきた。これに代わるものとして注目を集めているのが生体認証だ。人によって違う指紋や静脈を利用した生体認証の関連銘柄に今回は触れていきたい。

■生体認証

生体認証とは文字通り「生体」を使った個人認証のことを指している。例えば指紋や静脈といった人間の身体的特徴は人によって異なっており、この技術を用いることによって個人の識別を行うことができる。従来、個人認証をするための手段としてはIDやパスワード、カード番号、暗証番号などが使われてきた。現在では1人が複数のサービスを利用していることが当たり前となっており、手や指、顔などを専用の端末で読み取るだけで認証することが可能なため、生体認証は利便性の高い技術だと言うことができる。

■生体認証による新サービスも続々登場

NTTのグループ企業でもあるNTTアドバンステクノロジは、2018年1月23日に、米TRUSONAと業務提携をし、2月1日よりID認証サービス「Trusona」を国内提供すると発表。また富士通は、社内で使われるパソコンや入退場ゲートにおいて、静脈認証システムの導入を今年に入り順次スタートさせている。どちらも生体認証における新たなシステムで、セキュリティがはるかに向上するとともに、なりすまし防止にもつながるといったものだ。今後もこういった生体認証のシステムは、企業だけでなく、住宅などでも増えていくことが予想され、その需要ははるかに伸びていくだろう。


■生体認証の株式市場への影響

前述した通り、現代において1人がインターネット上で利用するサービスは1つであることは限らない。またそれぞれのサービスにおいて個人認証を行う際に、異なったパスワードを設定して管理することは困難になりつつある。また1つのパスワードを複数のサービスで使いまわしている人もいるなど、それが流出してしまえば不正利用などが起きてしまいかねない。生体認証はこれらの問題を解決するための手段として注目を集めている。


■株ファイターオススメの生体認証関連銘柄

<9437>NTTドコモ

同社が提供しているスマートフォンには「ロック解除」「dアカウントログイン」「決済認証」「本人確認」をするために生体認証が使われている。また、グループ企業のNTTアドバンステクノロジは、2月1日よりID認証サービス「Trusona」を国内提供すると発表。こういった背景からも、生体認証関連銘柄として注目を集めている。

<6701>日本電気

ITサービスで国内3位、通信インフラ設備において国内トップシェアを誇っている同社。最近ではセーフティ、キャリア向けネットワーク、リテール向けITサービスに注力している。また同社は40年以上にわたって研究を続けている生体認証のパイオニア的存在でもあり、世界70か国以上に700システムを超える生体認証システムの導入実績を持っている。このことからも、生体認証関連銘柄として注目を集めている。

<8267>イオン

国内流通大手で、営業収益においては国内小売業トップを誇っている同社。総合スーパーやモール型などを展開し、他にもドラッグ・ファーマシー事業、総合金融事業なども手掛けている。また生体認証技術を開発するリキッドと提携をし、同社が扱っているイオン銀行のATMで指紋と静脈を使った本人確認システムの提供を開始。このことからも、生体認証関連銘柄として注目されている。

<8316>三井住友フィナンシャルグループ

三井住友銀行やSMBC日興証券などの持ち株会社として知られている同社。東証、名証だけでなくニューヨークにも上場している。また同社は2017年7月に当局認可のもと改正銀行法上の銀行業高度化等会社として新会社を設立し、複数の生体認証要素を活用した本人認証プラットフォーム事業を開始。「指」「顔」「声」などを利用シーンに合わせて自由に選択できる。このことからも、生体認証関連銘柄として期待されている。

<6945>富士通フロンテック

同社は電気機器メーカーであり、金融や流通向けにATM等の端末機器やシステム開発を手掛けている。自動認識技術や手のひら静脈認証等に強みを持っており、国内だけでなく、海外にも積極的にビジネス領域を拡大している。2017年には手のひら静脈認証装置を韓国の決済市場へ提供するなど導入事例も数多く持っている。こういった背景からも、生体認証関連銘柄として期待値は高い。


■一言

インターネット上でのサービスが当たり前となってきた近年において、個人情報の流出問題はどうにかしなければいけない。その根本から改善してくれる技術が生体認証であり、格サービスにパスワードなどを持つ必要がなくなってくる。これはユーザー側にとっても利便性が非常に高く、利用者も少なくない。今後も関連銘柄の動向には着目していきたいところだ。

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執筆者名:株ファイター
ブログ名:株ファイターの株報道


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配信元: フィスコ
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