ＡＯＫＩＨＤ、前期経常を3％上方修正、配当も3円増額

　ＡＯＫＩホールディングス <8214> [東証Ｐ] が5月8日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の81.5億円→84億円(前の期は43.6億円)に3.1％上方修正し、増益率が86.9％増→92.7％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の64.7億円→67.2億円(前年同期は77.9億円)に3.9％増額し、減益率が17.0％減→13.8％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の17円→20円(前の期は10円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高は、行動制限が徐々に解除され経済活動が活発化したこと等によりファッション事業の一般マーケットが好調に推移し、また、フレッシャーズ等の特定マーケット及びエンターテイメント事業も順調に推移したこと等により、上記のとおり修正いたしました。営業利益は、売上高の増加に加え、ファッション事業では仕入価格が上昇傾向となりましたが、販売施策等により、売上総利益高を確保出来たこと等により、上記のとおり修正いたしました。経常利益は、営業利益が増加した一方、主にアニヴェルセル・ブライダル事業の表参道店の全館改装に伴う固定資産の除却損が増加し、上記のとおり修正いたしました。親会社株主に帰属する当期純利益は、減損損失が増加した一方、新株予約権戻入益等の特別利益が発生したこと、また、繰延税金資産の計上等により税金費用が減少したこと等により、上記のとおり修正いたしました。

　2023年3月期の業績予想は、「１.連結業績予想」のとおり予想を上回る見通しです。このような状況において、日頃の株主の皆様のご支援にお応えするため、業績見通し、資金の状況や配当性向等を総合的に勘案し、2023年3月期の期末配当予想を３円増額し１株当たり13円とし、年間配当金は中間配当金７円を含めて20円を予定しております。(注)上記の予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績等は大きく異なる可能性があります。開示すべき重要な事項が発生した場合には、速やかに開示いたします。