菱洋エレク、今期経常を37％上方修正、配当も40円増額

　菱洋エレクトロ <8068> [東証Ｐ] が5月31日大引け後(15:30)に決算を発表。24年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比4.6倍の52.5億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の65億円→89億円(前期は44.7億円)に36.9％上方修正し、増益率が45.2％増→98.8％増に拡大する見通しとなった。

　業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の60円→80円に大幅増額し、下期配当も従来計画の60円→80円に増額修正した。年間配当は160円(前期は110円)となる。

　直近3ヵ月の実績である2-4月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の3.7％→3.7％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2024年１月期の連結業績予想につきまして、売上高及び営業利益に関しては、部材供給不足下における好需要の反動や大口案件の終息、為替動向による影響等を考慮し、期初時点では前期実績を下回る見通しとしておりましたが、ＩＣＴ・ソリューション分野が堅調に推移した当第１四半期連結累計期間の状況や、足元の事業動向等を総合的に勘案し、当初の見通しを修正することといたしました。また、当第１四半期連結会計期間より株式会社リョーサンを持分法適用関連会社化したことに伴い、当連結会計年度では、負ののれん発生益を含む持分法による投資損益を営業外収益に計上いたします。期初時点において、負ののれん発生益は暫定的に算定された金額31億円を計画に織り込み、持分法投資損益は未定としておりましたが、これらをそれぞれ確定額として42.1億円、見通し額として7.5億円を反映させることにより、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は期初計画を上回り、親会社株主に帰属する当期純利益については、会社設立以来の過去最高益となる見通しであります。

　配当予想につきましては、基本方針である純資産配当率（ＤＯＥ）：５％を目安とした安定的な配当の実施に則り、期初時点においては、ＤＯＥ見通し：5.2％に相当する１株当たり120円の年間配当を予定しておりましたが、前出のとおり、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益が会社設立以来の過去最高益となる見通しであることを踏まえ、第２四半期末及び期末配当をそれぞれ当初予定から20円増配し、年間配当金は１株当たり160円にすることといたしました。注）上記の業績予想および配当予想における情報は、本資料の発表日現在において当社が入手可能な情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいて作成されたものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって異なる可能性があります。