キヤノンＭＪが反落、第３四半期大幅増益で通期利益予想増額も利益確定売り

　キヤノンマーケティングジャパン＜8060.T＞が５日ぶり反落。２３日取引終了後に発表した１４年１２月期第３四半期（１～９月）の連結決算は、売上高４７９１億５００万円（前年同期比２．２％増）、営業利益１５９億７３００万円（同９０．９％増）と増収大幅増益になり、通期の利益予想を引き上げた。ただ、株価は先行して上昇、前日まで４日続伸していたことから、当面の利益を確定する売りが先行している。
　第３四半期はレーザープリンターやネットワークカメラなど、高採算製品を中心に売り上げが伸び、ＩＴソリューションや製品組み込みソフトウェア、産業・医療機器なども堅調で、収益性が大きく高まった。
　第３四半期までの業績の進捗状況を踏まえ通期予想を修正、前回の売上高６７７２億円を６６８４億円（前期比１．７％増）に引き下げる一方、営業利益２２８億円を２４１億円（同４１．７％増）に増額するなど利益予想を引き上げている。

キヤノンＭＪの株価は９時４６分現在２００２円（▼３６円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）