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日経225先物は11時30分時点、前日比1020円安の4万1350円(-2.40%)前後で推移。寄り付きは4万1770円と、シカゴ日経平均先物の清算値(4万1560円)にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まった。寄り付きを高値に下落幅を広げ、売り一巡後は4万1500円辺りで底堅さが意識される場面も見られた。しかし、日経平均株価がSQ値(4万1531.26円)を明確に下回った辺りから下へバイアスが強まり、中盤にかけて一時4万1190円まで下落幅を広げた。終盤にかけてショートカバーから下落幅を縮め、4万1400円を挟んだ狭いレンジでの推移になった。
日経225先物はSQ値割れ辺りから一段安となったが、短期筋のショートが入りやすかったとみられる。東証プライムの騰落銘柄は、値上がり数が全体の7割近くを占めているが、東京エレクトロン <8035> [東証P]の1社で日経平均株価を200円超押し下げるなど、指数インパクトの大きい値がさ株の弱さが重荷となった。米国同様の流れのなか、ハイテク株売りに対してバリュー株買いのローテーションが継続するかをしばらく見極めることになりそうだ。日経225先物は週足のボリンジャーバンドの+2σ(4万1110円)辺りに接近してきたため、ここからは押し目狙いのロング対応に向かわせそうである。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.25倍に低下した。26週移動平均線が位置する14.28倍を下回っての推移であり、同線が抵抗線として意識されてくるようだと、NTショートに振らされやすいだろう。
株探ニュース
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