ナイガイ、前期経常を一転赤字に下方修正

　ナイガイ <8013> が3月10日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年1月期の連結経常損益を従来予想の1億円の黒字→0.3億円の赤字(前の期は17.4億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の0.8億円の黒字→1.2億円の黒字(前の期は18.3億円の赤字)に50.0％上方修正した。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した8-1月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1.8億円の黒字→0.5億円の黒字(前年同期は8.3億円の赤字)に72.2％減額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当連結会計年度の業績につきましては、昨年９月末に緊急事態宣言が解除されて以降、新型コロナウイルス感染症の拡大状況が落ち着きをみせたことで回復基調になると見込んでおりましたが、オミクロン株による感染症再拡大の影響もあり、第３四半期までの営業赤字を第４四半期で取り返すまでには至らず、営業利益、経常利益は赤字となる見込みです。但し、前年に対しては大幅な増収、増益となり、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、投資有価証券売却益等により黒字を確保する見込みです。 ＊上記の予想は、現時点において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により予想数値と異なる場合があり、当社グループの業績に大きく変動を及ぼす事象が発生した場合には速やかにお知らせいたします。