重松製、前期経常を5％上方修正、配当も2.5円増額

　重松製作所 <7980> [東証Ｓ] が5月1日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の7.6億円→8億円(前の期は10.2億円)に5.3％上方修正し、減益率が25.9％減→22.0％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の6億円→6.4億円(前年同期は5.8億円)に6.6％増額し、増益率が3.1％増→9.9％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→12.5円(前の期は15円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2024年３月期通期の業績につきましては、新型コロナウイルス感染症の５類移行をうけ、感染症対策向けマスクの受注は低調だったものの、主要顧客である製造業の堅調な受注に加え、期初からの好調な商品受注もあり、売上高は前回公表した予想を上回る見込みであります。また、利益につきましても、売上高の増加に伴い、営業利益、経常利益、及び当期純利益もそれぞれ前回予想を上回る見込みであります。

　当社は、株主の皆様に対する利益還元の充実を経営の重要課題のひとつとして位置づけるとともに、経営環境及び業績動向等を踏まえ、強固な経営基盤確保のための内部留保に配慮しつつ、安定的かつ継続的な配当の実施を基本方針としております。2024年３月期の期末配当金につきましては、当年度の業績が前回公表した予想を上回る見込みであることから、上記の基本方針を踏まえ、当期の業績及び今後の事業計画等を総合的に勘案いたしまして、2023年５月12日付けで公表しておりました、１株当たり10円00銭を12円50銭に変更させていただくこととしました。　（注）上記予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の配当金は今後の様々な要因により、予想数値と異なる結果となる可能性があります。