ウイルコＨＤが反落、４月中間期営業利益見込みを上方修正も利益確定売り先行

　ウイルコホールディングス<7831.T>が反落。１０日の取引終了後、集計中の第２四半期累計（１１～４月）連結業績について、売上高を従来予想の８６億円から７７億３５００万円（前期比１７．７％増）へ下方修正した一方、営業利益を同１億３０００万円から２億３６００万円（同４．４倍）へ、純利益を同１億２０００万円から３億１００万円（同７．０倍）へと上方修正した。株価はこれを受けて朝高で始まったものの、６月２日に年初来高値２７１円をつけるなど直近で上昇基調にあっただけに、利益確定売りに値を消す展開となっている。
　情報・印刷事業で取引先・製品構成の見直しを行ったことで売上高は計画を下回る見通し。ただ、情報・印刷事業における付加価値製品による大口取引先の拡大や製品構成の見直し、さらに生産性の改善などを図った結果、営業利益以下は計画を上振れたとしている。

ウイルコＨＤの株価は９時５５分現在２３４円（▼７円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）