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前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2022/02/15 05:30

リリカラ <9827>  219円 (+50円、+29.6%) ストップ高

 リリカラ <9827> [JQ]に大量の買い注文が入り、50円高はストップ高となる219円に買われた。壁紙やカーテンなどインテリア製品の卸を行うが、住宅向け需要が高水準で業績は好調に推移している。10日取引終了後に発表した21年12月期の営業利益は前の期比6倍の5億2900万円と急回復、続く22年12月期も同利益は13億8000万円と高水準の伸びが続く見通し。なお、同社は株主還元に積極的な姿勢がポイントで、前期年間配当は従来計画に1円50銭増額の6円、更に今期はそこから8円50銭の大幅増配で14円50銭を予定している。目を見張る増配といってよく、配当利回りは6.6%台と非常に高い水準となる。

サンバイオ <4592>  1,385円 (+300円、+27.7%) ストップ高

 サンバイオ <4592> [東証M]がストップ高。10日の取引終了後、慢性期外傷性脳損傷を対象に開発中のSB623について、国内で開発プログラムの「先駆け総合評価相談」が終了し、承認申請の準備を開始したと発表しており、これが好感された。「先駆け審査指定制度」は、承認申請後の審査を短縮し、承認申請から承認までの期間を6ヵ月にすることを目標にした制度。「先駆け指定」を受けた対象品目は承認申請前に 医薬品医療機器総合機構(PMDA)との対面助言・事前面談を済ませ、次に「先駆け総合評価相談」を行い「臨床」「非臨床」「品質」「信頼性」「GCTP」の5つのパートで「申請確認文書」を受領したうえで承認申請を行う流れとなっている。同社は今年1月31日付で5つのパート全てで「申請確認文書」を受領し承認申請を行う準備に入っており、今後1ヵ月程度で承認申請を行う見込みという。同時に、集計中の22年1月期連結業績について、営業損失が57億8600万円から65億8900万円(前の期58億100万円)へ下振れた一方、最終損失が58億7700万円から46億4500万円(同33億8500万円)へ上振れて着地したようだと発表した。SB623製造材料費などの製造費用が計画値を上回った一方、連結子会社に対する外貨建て貸付金に関して円安による為替差益が発生したことが影響した。

スーパーV <3094>  863円 (+150円、+21.0%) ストップ高

 スーパーバリュー <3094> [JQ]がストップ高。同社は10日取引終了後、ディスカウントストア、スーパーマーケット運営のロピア・ホールディングス(川崎市幸区)が議決権割合33.17%の株式を保有する第2位株主になったと発表しており、材料視されたようだ。主要株主のドクターホールディングス(さいたま市大宮区)と個人2名が市場外での相対取引によりスーパーV株を譲渡したとしている。

ゲオHD <2681>  1,370円 (+167円、+13.9%)

 東証1部の上昇率5位。ゲオホールディングス <2681> が続急騰し昨年来高値を更新。10日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を3200億円から3300億円(前期比0.5%増)へ、営業利益を40億円から70億円(同62.3%増)へ、純利益を20億円から40億円(前期7億5200万円の赤字)へ上方修正し、減益予想から一転して大幅な営業増益予想としたことが好感された。 新型コロナウイルス感染症拡大防止のための外出自粛の一時的緩和により、第3四半期にリユース衣料を主力とする2nd STREETの売り上げが想定以上に回復したことが要因としている。また、高級時計を中心としたラグジュアリー商材のリユース海外卸売りの好調が継続したことも寄与する。なお、第3四半期累計(21年4-12月)決算は、売上高2449億9100万円(前年同期比0.7%増)、営業利益56億6100万円(同27.0%増)、純利益43億800万円(同4.2倍)だった。

パンパシHD <7532>  1,936円 (+236円、+13.9%)

 東証1部の上昇率6位。パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス <7532> が6日続急騰。同社は10日取引終了後、22年6月期第2四半期累計(7-12月)連結営業利益は436億4400万円(前年同期比11.5%減)と発表した。通期計画850億円(前期比4.6%増)に対する進捗率は51.3%となっており、順調な進捗が好感されたようだ。上期では、ディスカウントストア事業のセグメント利益は前年同期比9.0%増となったが、総合スーパー事業は同43.3%減、テナント賃貸事業は同28.5%減と、夏場の天候不順の影響などを受けたとしている。

ヒノキヤG <1413>  2,396円 (+270円、+12.7%)

 東証1部の上昇率8位。ヒノキヤグループ <1413> が4日続急騰。親会社のヤマダホールディングス <9831> が前週末10日の取引終了後、ヒノキヤGを株式交換により完全子会社化することを発表。ヒノキヤG株1株に対し、ヤマダHD株6.2株を割り当て交付するとしていることから、これをもとにした理論価格を意識した値動きとなった。今回の子会社化により両社の提携関係を更に強化し、経営効率化や中長期的な視点での経営戦略実現に向けた体制構築を図る狙いがある。なお、ヒノキヤGは4月25日付で上場廃止となる見通しだ。

GMO-GS <3788>  4,200円 (+450円、+12.0%)

 東証1部の上昇率9位。GMOグローバルサイン・ホールディングス <3788> が3連騰。同社は2月10日大引け後に決算を発表、21年12月期の連結経常利益は前の期比14.0%減の11.9億円になったが、22年12月期は前期比26.9%増の15.2億円に拡大を見込み、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。19期連続増収になることで、好感されたようだ。

イーレックス <9517>  1,640円 (+165円、+11.2%)

 東証1部の上昇率10位。イーレックス <9517> が全般波乱相場の間隙を縫って3日続急騰、一時13.7%高の1677円まで駆け上がる場面があった。同社は余剰電力を買い取り再販する電力小売り事業を展開するが、国内で複数のバイオマス発電所を運営するなど再生可能エネルギー関連の一角として注目された。10日取引終了後に発表した22年3月期第3四半期(21年4-12月)の最終利益は前年同期比2倍となる79億900万円と急拡大、通期計画の65億円を大幅に超過しており。これを材料視する形で投資資金が集中した。同社の株価は昨年12月中旬から一貫して水準を切り下げ、昨年来高値3320円から直近2月9日につけた安値1409円まで58%も株価水準を切り下げており、目先値ごろ感からの買いも呼び込んだ。

アンビスHD <7071>  4,490円 (+440円、+10.9%)

 アンビスホールディングス <7071> [JQ]が3日続急騰。同社は2月10日大引け後に決算を発表、22年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比81.3%増の14.3億円に拡大した。直近3ヵ月の実績である10-12月期(1Q)の売上営業利益率も前年同期の22.8%→28.9%に上昇しており、好感されたようだ。

WSCOPE <6619>  863円 (+84円、+10.8%)

 ダブル・スコープ <6619> が3日続急騰。同社は2月10日大引け後(17:00)に業績修正を発表。21年12月期の連結最終損益は30億円の赤字(前の期は111億円の赤字)に赤字幅が縮小し、営業利益を従来予想の12億円から18億円へと上方修正したことで、好感されたようだ。

コスモHD <5021>  2,585円 (+246円、+10.5%)

 コスモエネルギーホールディングス <5021> が3日ぶりに急反騰。同社は10日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を2兆3700億円から2兆4600億円(前期比10.2%増)へ、経常利益を1550億円から1950億円(同2.0倍)へ、純利益を930億円から1150億円(同33.9%増)へ上方修正すると発表した。主に原油価格上昇に伴う在庫評価益の増加及び国内石油事業での製品市況改善に伴う業績改善などを反映するとした。あわせて発表した22年3月期第3四半期累計(4-12月)連結経常利益は1470億3300万円(前年同期比4.3倍)だった。

MTG <7806>  1,343円 (+98円、+7.9%)

 MTG <7806> [東証M]が3日続急伸。同社は10日取引終了後に、22年9月期第1四半期(21年10-12月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比51.1%増の21億2600万円となり、通期計画の45億円に対する進捗率は47.2%に達した。売上高は同16.6%増の127億6000万円で着地。「MTG LIFEPLAN(月々定額・下取りサービス・きちんと保証)」会員数の増加と新商品効果でEC事業が好調だったほか、O2Oサロンプラットフォームサービス「B happy」加盟店数が順調に増加したことなどが寄与した。なお、通期業績予想は従来見通しを据え置いている。

東邦鉛 <5707>  2,682円 (+194円、+7.8%)

 東邦亜鉛 <5707> が急反発。10日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1105億円から1240億円(前期比19.8%増)へ、営業利益を84億円から97億円(同64.6%増)へ、純利益を61億円から70億円(同27.1%増)へ上方修正し、あわせて50円を予定していた期末一括配当予想を75円(前期50円)へ引き上げたことが好感された。金属相場、特に亜鉛相場が依然として高い水準を維持しており、第3四半期終了時点で製錬、環境・リサイクル、資源を含む全てのセグメントが計画を上回っていることが要因としている。なお、第3四半期累計(4-12月)決算は、売上高921億600万円(前年同期比24.7%増)、営業利益88億4700万円(同2.9倍)、純利益69億2400万円(同6.0倍)だった。

セプテニHD <4293>  469円 (+29円、+6.6%)

 セプテーニ・ホールディングス <4293> [JQ]が4日続急伸。同社は2月10日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年9月期第1四半期(10-12月)の連結最終利益は前年同期比47.4%増の12.7億円に拡大した。併せて、非開示だった通期の業績予想は連結最終利益が前期比49.8%増の39億円を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しを示したことで好感されたようだ。

INPEX <1605>  1,218円 (+75円、+6.6%)

 INPEX <1605> が急反発。そのほか、石油資源開発 <1662>ENEOSホールディングス <5020> といった石油関連株が高かった。INPEXは一時18年12月以来の高値圏に値を上げた。11日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の3月限が前日10日比3.22ドル高の1バレル=93.10ドルと上昇。一時、94.66ドルをつけ、7年4ヵ月ぶりの高値圏に買われた。ロシアによるウクライナ再侵攻への懸念が高まるなか、石油大国であるロシアでの原油輸出に影響が出て需給がタイト化することが警戒されている。このなか、原油価格は上昇基調を強めており、INPEXなど石油関連株に買いが集まった。

青山商 <8219>  745円 (+44円、+6.3%)

 青山商事 <8219> が3日続急伸。同社は2月10日大引け後に決算を発表、22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は26.9億円の赤字(前年同期は133億円の赤字)に赤字幅が縮小した。直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は35.2億円の黒字(前年同期は4.7億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-4.0%→4.8%に急改善しており、好感されたようだ。

KeePer <6036>  2,038円 (+120円、+6.3%)

 KeePer技研 <6036> が3日続急伸。同社は2月10日大引け後に決算を発表。22年6月期第2四半期累計(7-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比28.1%増の23.3億円に伸び、通期計画の39.2億円に対する進捗率は59.4%に達したものの、5年平均の67.2%を下回った。直近3ヵ月の実績である10-12月期(2Q)の経常利益も前年同期比37.6%増の15.2億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の31.6%→37.6%に上昇したことで好感されたようだ。

関電化 <4047>  1,145円 (+66円、+6.1%)

 関東電化工業 <4047> が急反発、全体下げ相場に逆行して大幅高に買われた。 半導体や液晶業界向けなどを中心とする特殊ガス大手で、2次電池電解質なども手掛ける。10日取引終了後、22年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の88億円から108億円(前期比91%増)に大幅増額した。半導体向け特殊ガスや電池材料が好調で製品値上げ効果も利益の伸びに反映された。今回で期中3度目の上方修正となるだけにインパクトは大きい。好業績を背景に年間配当を従来計画の16円から22円(前期実績は14円)に上乗せしており、これも物色人気を増幅させたようだ。

ロート <4527>  3,445円 (+195円、+6.0%)

 ロート製薬 <4527> が3日続急伸。同社は10日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を1900億円から1950億円(前期比7.6%増)へ、営業利益を250億円から280億円(同21.8%増)へ、純利益を180億円から195億円(同16.5%増)へ、年間配当予想を30円から36円(前期は28円)へ上方修正すると発表した。足もとの業績が好調に推移しているためで、売上高や各利益は過去最高を更新する見込みとした。あわせて発表した22年3月期第3四半期累計(4-12月)連結営業利益は235億4800万円だった。「収益認識に関する会計基準」適用のため、前年との比較は記載されていない。

JKHD <9896>  1,072円 (+57円、+5.6%)

 JKホールディングス <9896> が4日続急伸。14日午前11時ごろ、22年3月期の連結業績予想について、売上高を3600億円から3700億円(前期比7.8%増)へ、営業利益を85億円から110億円(同2.0倍)へ、純利益を60億円から80億円(同2.7倍)へ上方修正したことが好感された。「ウッドショック」と呼ばれる状況を受けて、量の確保や代替材の調達、生産に努めたことに加えて、販売価格や製品価格に転嫁することが概ね順調に進んでいることが要因している。なお、第3四半期累計(4-12月)決算は、売上高2797億3800万円(前年同期比9.7%増)、営業利益101億1400万円(同2.5倍)、純利益74億4400万円(同3.1倍)だった。

大気社 <1979>  3,040円 (+158円、+5.5%)

 大氣社 <1979> が急反発。同社は2月10日大引け後に決算を発表、22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比7.2%増の66.4億円に伸び、通期計画の100億円に対する進捗率は5年平均の58.6%を上回る66.4%に達した。直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比24.3%増の30.8億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の4.8%→5.4%に改善しており、好感されたようだ。

レオパレス <8848>  210円 (+10円、+5.0%)

 レオパレス21 <8848> が続急伸。同社は2月10日大引け後に決算を発表、22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は14.4億円の黒字(前年同期は205億円の赤字)に浮上し、通期計画の18億円の赤字をすでに上回った。直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は27.7億円の黒字(前年同期は77億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-4.0%→3.5%に急改善したことで好感されたようだ。

菱地所 <8802>  1,786円 (+75円、+4.4%)

 三菱地所 <8802> が大幅続伸。10日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆3260億円から1兆3610億円(前期比12.7%増)へ、営業利益を2450億円から2800億円(同24.8%増)へ、純利益を1420億円から1550億円(同14.3%増)へ上方修正し、あわせて17円を予定していた期末配当予想を20円へ引き上げたことが好感された。米国の物流施設の売却などにより海外キャピタルゲインが増加するほか、投資マネジメント事業における成功報酬の増加、国内分譲マンション事業の採算改善などが寄与する。なお、年間配当予想は36円(前期31円)を予定している。同時に発表した第3四半期累計(4-12月)決算は、売上高9045億7000万円(前年同期比16.3%増)、営業利益1723億4000万円(同23.6%増)、純利益871億4200万円(同1.8%減)だった。

ニチコン <6996>  1,261円 (+49円、+4.0%)

 ニチコン <6996> が大幅反発。10日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1325億円から1380億円(前期比18.9%増)へ、営業利益を46億円から51億円(同3.2倍)へ、純利益を47億円から61億円(同3.6倍)へ上方修正し、あわせて13円を予定していた期末配当予想を14円へ引き上げたことが好感された。アルミ電解コンデンサーの伸長に加えて、電気自動車(EV)・ハイブリッド車(HV)向け機器用フィルムコンデンサーの売り上げが大幅に増加したことが要因。また、第3四半期に為替の円安推移による為替差益を営業外収益に計上したほか、投資有価証券売却益を特別利益として計上したことも最終利益を押し上げる。なお、年間配当予想は27円となり、前期実績に対しては2円の増配となる予定だ。同時に発表した第3四半期累計(21年4-12月)決算は、売上高1027億6000万円(前年同期比21.8%増)、営業利益36億5500万円(同3.8倍)、純利益51億1700万円(同4.9倍)だった。

シチズン <7762>  518円 (+19円、+3.8%)

 シチズン時計 <7762> が大幅反発。10日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を2730億円から2775億円(前期比34.3%増)へ、営業利益を172億円から185億円(前期95億5100万円の赤字)へ、純利益を145億円から155億円(同251億7300万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。第3四半期時点で主力の時計事業が引き続き北米市場を中心に想定を上回り、「CITIZEN」ブランド、「BULOVA」ブランドが好調に推移したことが要因。また、工作機械事業が世界的な受注回復を受けて売り上げを大きく伸ばしていることも寄与する。なお、第3四半期累計(4-12月)決算は、売上高2156億800万円(前年同期比42.7%増)、営業利益196億3500万円(前年同期60億7500万円の赤字)、最終利益171億9200万円(同219億1500万円の赤字)だった。

メニコン <7780>  2,948円 (+108円、+3.8%)

 メニコン <7780> が大幅反発。14日午後2時ごろ、22年3月期の連結業績予想について、売上高を992億円から994億円(前期比15.3%増)へ、営業利益を90億円から96億円(同18.4%増)へ、純利益を57億円から60億円(同0.8%増)へ上方修正したことが好感された。コロナ禍においてもコンタクトレンズに対する底堅い需要があるほか、中国におけるオルソケラトロジーレンズ関連製品の販売が牽引役となり売上高が堅調に推移していることに加えて、販管費の効率的な使用が寄与する。なお、第3四半期累計(4-12月)決算は、売上高747億500万円(前年同期比17.8%増)、営業利益80億3800万円(同16.3%増)、純利益53億5800万円(同8.9%増)だった。

タカラバイオ <4974>  2,374円 (+74円、+3.2%)

 タカラバイオ <4974> が大幅高。10日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を593億円から650億円(前期比41.0%増)へ、営業利益を200億円から260億円(同86.3%増)へ、純利益を141億円から185億円(同93.8%増)へ上方修正し、あわせて24円を予定していた期末一括配当予想を30円(前期16円)に引き上げると発表したことが好感された。新型コロナウイルスPCR検査関連試薬や一般研究用試薬の売り上げが想定を上回ることに加えて、売り上げ構成の変化や生産稼働率の向上などで原価率が低下することが要因としている。なお、第3四半期累計(4-12月)決算は、売上高456億5900万円(前年同期比54.5%増)、営業利益199億2600万円(同2.3倍)、純利益143億6400万円(同2.5倍)だった。

宝HLD <2531>  1,168円 (+28円、+2.5%)

 宝ホールディングス <2531> が4日続伸。同社は10日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、最近の業績の動向などを踏まえ、売上高を2890億円から2980億円へ、営業利益を334億円から404億円(前期比87.1%増)へ、純利益を161億円から196億円(同85.4%増)へ、年間配当予想を29円から35円(前期は21円)へ上方修正すると発表した。売上高は「収益認識に関する会計基準」適用のため、前年との比較は記載されていない。あわせて発表した22年3月期第3四半期累計(4-12月)連結営業利益は335億8900万円(前年同期比95.4%増)だった。宝酒造インターナショナルグループで料飲店市場が好調に推移していることなどにより、通期の各利益は過去最高となる見通しとした。

サンリオ <8136>  2,498円 (+37円、+1.5%)

 サンリオ <8136> が4日続伸。10日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を493億円から513億円(前期比25.0%増)へ、営業利益を収支均衡から12億円(前期32億8000万円の赤字)へ、最終利益を15億円から25億円(同39億6000万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。第3四半期までの実績で、海外においては欧州でアパレルライセンシーとの取り組みが大きく伸長したほか、北米のライセンス事業で玩具メーカーとの取り組みが堅調に推移し、物販事業ではECの売り上げが伸長した。また、需要回復により国内全体の売り上げが伸長したことや、販管費が想定を下回ったことも寄与する。なお、第3四半期累計(4-12月)決算は、売上高385億6200万円(前年同期比30.9%増)、営業利益20億3600万円(前年同期25億1600万円の赤字)、最終利益31億7200万円(同23億5700万円の赤字)だった。

※14日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探
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