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A&Dホロンホールディングスのニュース
「2020年相場は引き続いて個別株物色の展開」
◆NY市場は「強いアメリカ」を象徴!
アメリカ市場は絶好調である。世界の投資マネーが集中している。 NYダウ、S&P500指数、NASDAQ指数はそろって史上最高値を更新中だ。まさに、「強いアメリカ」を象徴する“出来事”だろう。
NYダウのPERは19倍台に乗せ、PBRは4倍を超えている。一方、 日経平均株価のPERは14倍台、PBRは1.1倍台にとどまっている。もちろん、出遅れるにはそれなりの理由がある。
すなわち、NYダウ採用銘柄の配当性向は43.3%、PBRと連動するROE(株主資本利益)は28.9%である。これに対し、日経平均採用銘柄の配当性向は27.0%、ROEは8.7%にすぎない。日本企業は増配、自社株買い、M&Aなど内部留保(約463兆円)を取り崩す経営戦略が必要だろう。
ただ、日本企業は変わりつつある。2019年度の自社株買いは10兆円となりそうだし、増配が相次いでいる。20年の日経平均株価の上値については2万5000~2万6000円のゾーンを想定している。
ちょっと慎重すぎるようだが、この背景については、米中貿易戦争が11月までは継続すると予想しているほか、米大統領選挙の年のNYダウのパフォーマンスはあまりよくないこと、国内政治の波乱(五輪の後は解散総選挙)を危惧していること、などによる。
◆物色面での大きな2つの“流れ”?
まあ、基本的に個別株物色の展開だろう。物色の“流れ”としてはまず、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)がターゲットとするESG(Environment Social Governance)投資がある。この分野では大林組 <1802> 、ニチレイ <2871> 、花王 <4452> 、ソニー <6758> 、SCSK <9719> などが候補となろう。
日銀のETF買いは年間6兆円はともかく、続くだろう。すでに、31兆円(19年9月末時点)に達する。「これが売ってきたら相場が崩れる」と心配する向きがあるが、この懸念は無用だ。当面、売る予定はないし、「リッチ企業」を選択して買っている。これは、どういうことか。
最終的には自社株買いにぶつける作戦だろう。日銀保有株が市場に出回ることはない。「自社株買い→消却」のスケジュールだと思う。当該企業はそれだけの十分な資金を持っている。日銀はETFを購入するに際し、企業の懐に配慮しているに違いない。この結果、値がさ株は一段高となる。
個人投資家は19年同様、材料株で勝負だ。インデックスにこだわる必要はない。テーマ的には半導体がメインとなろう。さらに、IoT、5Gをはじめ、フィジカルネットワーク、ディープテック、親子上場の解消、量子コンピューター、国土強靱化などに注目できる。
●杉村氏のお勧め「2020年ポートフォリオ10銘柄」
日本ドライケミカル <1909>
GCA <2174>
オリエンタルコンサルタンツホールディングス <2498> [JQ]
シリコンスタジオ <3907> [東証M]
ダイトーケミックス <4366> [東証2]
広栄化学工業 <4367> [東証2]
バルテス <4442> [東証M]
インスペック <6656> [東証2]
ユーピーアール <7065> [東証2]
エー・アンド・デイ <7745>
2019年12月27日 記
★元日~6日に、2020年「新春特集」を一挙、“26本”配信します。ご期待ください。
→→ 「新春特集」の記事一覧をみる
株探ニュース
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