米国株見通し:下げ渋りか、調整売り先行も長期金利にらみ

配信元:フィスコ
投稿:2024/12/27 13:45
*13:45JST 米国株見通し:下げ渋りか、調整売り先行も長期金利にらみ (13時30分現在)

S&P500先物      6,084.25(-11.00)
ナスダック100先物  21,953.75(-54.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は54ドル安。米金利は底堅く推移し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


26日の主要3指数はまちまち。ナスダックとS&Pは4日ぶり反落、ダウは28ドル高の43325ドルと5日続伸で取引を終えた。この日発表された新規失業保険申請件数は強い内容となり、連邦準備制度理事会(FRB)による緩和後退の思惑が広がった。ただ、長期金利の過度な上昇は抑制され、徐々に買いが強まった。半面、年末年始休暇に向け材料が乏しいなか、利益確定や持ち高調整の売りが出やすく、終盤まで相場を圧迫した。


本日は下げ渋りか。月末・年末に近づき、引き続き利益確定や持ち高調整の売りが出やすい。トランプ次期政権の政策や人事に関連した突発的な動きが警戒され、手仕舞い売りも予想される。半面、長期金利の上昇を回避すればハイテク関連には新規の買いが続き、全般的に下げづらい展開となる。足元で発表された小売売上高など経済指標は強弱まちまちながら、消費や景気敏感、金融に買いが波及すれば相場をサポートする可能性もある。




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配信元: フィスコ

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