スター精、今期経常を17％上方修正、配当も10円増額

　スター精密 <7718> [東証Ｐ] が12月9日昼(11:30)に業績・配当修正を発表。22年12月期の連結経常利益を従来予想の111億円→130億円(前期は77.9億円)に17.1％上方修正し、増益率が42.4％増→66.8％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の51.2億円→70.2億円(前年同期は49.2億円)に37.0％増額し、増益率が4.2％増→42.8％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の60円→70円(前期は58円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期の業績予想につきましては、第３四半期連結累計期間の実績に加え、第４四半期においても、特機事業、工作機械事業ともに引き続き市況が好調に推移するものと見込まれることや、為替の影響により、売上、利益ともに前回予想を上回る見通しであります。なお、セグメント別の業績予想につきましては、補足情報をご参照ください。※記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。業績予想につきましては、発表日現在の情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。

　当社は、株主の皆様に対する利益還元については経営上の重要な施策のひとつとして位置付けており、安定配当として１株につき年間60円以上を基本に自己株式の取得を含めた連結総還元性向50％以上を目標とし実施することを基本方針としております。この方針に基づき、2022年12月期の期末配当金は１株につき30円を予定しておりましたが、連結業績の売上高および親会社株主に帰属する当期純利益が過去最高となる見通しであることから、株主の皆様への配当による利益還元をより一層充実させるべく、１株につき30円の普通配当に特別配当10円を加えた40円とすることといたしました。これにより年間の配当金は中間配当金の30円と合わせて過去最高の70円となります。