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オーハシテクニカのニュース
■今後の成長戦略
オーハシテクニカ<7628>は今後の成長戦略として、「グローバルでの製造機能の強化」「開発機能の強化」「マーケティング機能の強化」を重点戦略として掲げている。
「グローバルでの製造機能の強化」としては、国内製造子会社のオーハシ技研(株)で2017年秋より電動パワーステアリング用部品を生産する新工場(三重県鈴鹿市)の本格量産を開始しており、現在は第2期工場建築計画の検討に入っている。同工場の稼働によりオーハシ技研工業の売上高は2017年3月期の約32億円から2022年3月期は約50億円を計画している。また、2017年11月に持分法適用関連会社(出資比率20%)とした (株)ナカヒョウと合弁で米国に設立した精密プレス部品の製造子会社(出資比率90%)についても、2018年秋から本格稼働を予定しており、5年後には10億円規模の生産体制を構築する計画となっている。「圧入プロジェクション接合技術」によるトランスミッション部品の製造を担う持分法適用関連会社の(株)テーケー(出資比率33.9%)についても、同部品の需要拡大に対応するため段階的に設備増強を実施しており、将来的に同部品で10億円程度の売上高を見込んでいる。同社は今後も高い技術力を持つ主要調達先との戦略的パートナーシップの強化を図っていくことで競争力を向上させ、成長の原動力としていく方針としている。なお、2019年3月期の設備投資計画は1,200百万円(前期実績844百万円)となっている。
また、「開発機能の強化」については自動車業界において「電動化」という大きな技術革新が進みつつあるなかで、この変化によって生まれる新たなニーズを確実に取り込んでいくための新技術の開発に注力している。具体的には、需要拡大が見込まれる電動モーターの軽量化・低コスト化に寄与する独自の新商品や新加工技術の開発を進めていく。2019年3月期の研究開発費は100百万円(前期実績47百万円)を計画している。
さらには、こうした技術革新が進むなかにおいて顧客ニーズを迅速かつ的確に収集することが、今まで以上に重要になってくると考えており、その対応策として2018年4月より新たにマーケティング部門を組織化した。市場横断的な調査活動を通じた市場共通ニーズの探索、及びその具体的な開発活動の実行を担うことになり、人員としては3名を充てている。
同社では今後も日系自動車メーカー及び電装品メーカーを顧客ターゲットとして、グローバル化による現地調達ニーズの拡大や電動化によって創出される新たな部品需要を取り込んでいくことで、業界平均を上回る成長を続けていくものと弊社では予想している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<MH>
オーハシテクニカ<7628>は今後の成長戦略として、「グローバルでの製造機能の強化」「開発機能の強化」「マーケティング機能の強化」を重点戦略として掲げている。
「グローバルでの製造機能の強化」としては、国内製造子会社のオーハシ技研(株)で2017年秋より電動パワーステアリング用部品を生産する新工場(三重県鈴鹿市)の本格量産を開始しており、現在は第2期工場建築計画の検討に入っている。同工場の稼働によりオーハシ技研工業の売上高は2017年3月期の約32億円から2022年3月期は約50億円を計画している。また、2017年11月に持分法適用関連会社(出資比率20%)とした (株)ナカヒョウと合弁で米国に設立した精密プレス部品の製造子会社(出資比率90%)についても、2018年秋から本格稼働を予定しており、5年後には10億円規模の生産体制を構築する計画となっている。「圧入プロジェクション接合技術」によるトランスミッション部品の製造を担う持分法適用関連会社の(株)テーケー(出資比率33.9%)についても、同部品の需要拡大に対応するため段階的に設備増強を実施しており、将来的に同部品で10億円程度の売上高を見込んでいる。同社は今後も高い技術力を持つ主要調達先との戦略的パートナーシップの強化を図っていくことで競争力を向上させ、成長の原動力としていく方針としている。なお、2019年3月期の設備投資計画は1,200百万円(前期実績844百万円)となっている。
また、「開発機能の強化」については自動車業界において「電動化」という大きな技術革新が進みつつあるなかで、この変化によって生まれる新たなニーズを確実に取り込んでいくための新技術の開発に注力している。具体的には、需要拡大が見込まれる電動モーターの軽量化・低コスト化に寄与する独自の新商品や新加工技術の開発を進めていく。2019年3月期の研究開発費は100百万円(前期実績47百万円)を計画している。
さらには、こうした技術革新が進むなかにおいて顧客ニーズを迅速かつ的確に収集することが、今まで以上に重要になってくると考えており、その対応策として2018年4月より新たにマーケティング部門を組織化した。市場横断的な調査活動を通じた市場共通ニーズの探索、及びその具体的な開発活動の実行を担うことになり、人員としては3名を充てている。
同社では今後も日系自動車メーカー及び電装品メーカーを顧客ターゲットとして、グローバル化による現地調達ニーズの拡大や電動化によって創出される新たな部品需要を取り込んでいくことで、業界平均を上回る成長を続けていくものと弊社では予想している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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