幸楽苑ＨＤ、非開示だった今期最終は赤字拡大へ

　幸楽苑ホールディングス <7554> が11月4日大引け後(17:45)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終損益は9.4億円の赤字(前年同期は5.2億円の黒字)に転落した。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結最終損益が9.5億円の赤字(前期は6.7億円の赤字)に赤字幅が拡大する見通しを示した。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益は700万円の赤字(前年同期は11.9億円の赤字)に赤字幅が縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結最終損益は2億円の赤字(前年同期は2.2億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の5.7％→-2.7％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期の通期連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大により、適正かつ合理的に算定することが困難であったことから未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報と当第２四半期連結累計期間の結果を踏まえ、業績予想を公表することといたしました。　2021年３月期の通期連結業績予想は、新型コロナウイルス感染症拡大等の影響により、前年実績を大きく下回る見込みであります。　なお、新型コロナウイルス感染症拡大の収束は依然として見通せず、今後の感染状況によっては、当社の売上が大きく変動する可能性があります。今後、業績に影響を及ぼす事象が生じた場合には、速やかに開示いたします。(注) 業績予想につきましては、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、予想につきましては様々な不確定要素が内在しておりますので、実際にはこれらの予想数値と異なる場合があります。