リックス、今期経常を11％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も7円増額

　リックス <7525> が2月8日午前(11:00)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比22.9％増の21.7億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の25.7億円→28.5億円(前期は24.5億円)に10.9％上方修正し、増益率が4.8％増→16.2％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の12.6億円→15.4億円(前年同期は13.7億円)に22.2％増額し、一転して12.1％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→57円(前期は50円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比25.4％増の8.6億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の6.5％→7.4％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　平成31年3月期の連結業績につきましては、第2四半期決算時点では、下期において米中の貿易摩擦の影響による経済環境の悪化から、売上の伸び悩みを想定しておりましたが、第3四半期においても堅調に売上が増加しており、通期において前回予想（平成30年5月14日公表）を上回る見込みであることから、通期の業績見通しを上方修正いたします。要因としては、特に主要顧客である自動車業界において前回予想を上回る売上が見込まれることが業績に寄与しています。

　　業績予想を上方修正したことに伴い、期末普通配当予定を7円増額し32円といたします。これにより、中間配当を合わせた年間配当金は一株当たり57円となる予定です。