マルシェの中間期の決算発表は皆さん見られたでしょうが、想像以上に減収減益でした。直後の１０月売上高等はそれにも増して、客数、売上高が前期に比べ極端に落ち込んでいます。到底期初の業績予想は達成出来そうにありません。それどころか、前年度の業績・利益を大きく下回る可能性が大になりました。近日通期での業績予想の下方修正が発表されると思います。２円程度の減配になるか、優待制度の縮小も可能性が有ります。今期は絶望的ですが、来期２０１３年度の回復に賭けるしかなさそうです。
選挙でどの党が政権をとるかにより、多少変動が有るでしょうが、消費税増税が先に控えている限り、居酒屋という業種はよほどの特色・思い切った薄利多売或いは他店の真似の出来ないサービスをしない限り、業界全体が衰退・減益・減配に向かうのは仕方ないことかも知れませんね。

ここ２年間客数は減少の一途、それでも前期はコスト管理の徹底で増益を果たしましたが、コストダウンも限界になり、かつ今期になっても６ヶ月間客数は前期比減少し続けている。客の獲得合戦の様相をていしてきています。和民を始めとして、ドリンク等の値下げ競争が始まっていました。マルシェは客数減少分を客単価アップで補おうとしましたが、ここに来て客離れが鮮明となり、この２ヵ月ほど一定間隔でドリンクグラス１杯１００円（当然アルコール類全て）等の客つなぎ止め作戦を始めています。確かに客数は若干回復していますが、利益は相当ダウンしています。とにかく、客に逃げられないことを優先に方針をきり変えたようです。当然今期の利益は相当ダウンするはずです。

マルシェが第１四半期の大幅減益を発表しましたので、当初の当期の業績予想が達成可能性を株主として、質問してみましたが未公開の重要な情報だから個別にはご回答を致しかねますとのことでした。相当業績見通しは悪そうです。他社（山善）も同様に第１四半期の減益を発表を発表したので同様の質問をしてみましたが、こちらは第１四半期の減益の原因（船積み等の関係で売り上げ計上が第２四半期にづれたこと等）を丁寧に説明してくれて、通期の当初業績予想の達成に自信を表明して頂きました。