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萩原電気ホールディングスのニュース
*11:49JST 萩原電気HD Research Memo(9):中期経営計画の数値目標の達成は射程圏、新中計を策定中
■中長期の成長戦略
萩原電気ホールディングス<7467>は、2022年3月期から2024年3月期を対象とする中期経営計画「Make New Value 2023」を発表していた。重点戦略としては「コア事業拡大」「新高付加価値事業創出」「事業基盤強化」「企業価値向上」を掲げ、イノベーションによる価値創造と経営基盤強化により、企業価値を最大化させること、加えて、SDGs/ESG経営の社内浸透を図り、中期経営計画に定める重点施策の推進を通じて持続可能な社会の実現に貢献することを目標としている。現在でも、これらの定性的の各種施策は粛々と進められている。
一方で、数値目標として当初は2024年3月期に売上高1,700億円、営業利益50億円を掲げていたが、この目標は既に達成済みとなったことから、現在では記述の予想数値(売上高2,275億円、営業利益83.5億円)を新たな目標としている。
1. 経営ビジョン
同社は、経営理念として「創造と挑戦」を掲げている。このうち、「創造」は全従業員が変化に適応し、新たな価値を創造し続けること、「挑戦」は全従業員が現状に満足することなく、さらなる成長に挑戦し続けることとしている。また、中期経営計画では「先進エレクトロニクスで未来を創造するソリューションデザインカンパニー」を新しい経営ビジョンに掲げている。
2. 中期経営計画の進捗状況
(1) 中期経営計画:重点施策
イノベーションによる価値創造と経営基盤の強化により「企業価値を最大化する」ことを目的に、各事業セグメントにおいて「コア事業拡大」、「新高付加価値事業創出」、「事業基盤強化」、「企業価値向上」の重点施策を実行する。
(2) 中期経営計画:KPIの進捗
既述のように、当初の定量的目標を前倒しで達成したことから、新たな最終目標を設定し、現時点では新しい数値目標は、売上高2,275億円、営業利益83.5億円、ROE10.0%以上となっている。
(3) 新中期経営計画を策定中
同社では次に向けての新しい中期経営計画を策定中である。この新中計の定量的な数値目標は発表されておらず未知数だが、定性的な目標として「既存事業の成長だけでなく、新しい事業領域を拡大することで、【稼ぐ力】を一段と強化する」と同社は述べている。同社の言う「稼ぐ力」とは、「売上高と営業利益率」であると弊社(フィスコ)では考えているが、過去5年間で同社の「稼ぐ力」は着実に伸びている。次の成長に向けてどのような計画が発表されるか楽しみである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<AS>
萩原電気ホールディングス<7467>は、2022年3月期から2024年3月期を対象とする中期経営計画「Make New Value 2023」を発表していた。重点戦略としては「コア事業拡大」「新高付加価値事業創出」「事業基盤強化」「企業価値向上」を掲げ、イノベーションによる価値創造と経営基盤強化により、企業価値を最大化させること、加えて、SDGs/ESG経営の社内浸透を図り、中期経営計画に定める重点施策の推進を通じて持続可能な社会の実現に貢献することを目標としている。現在でも、これらの定性的の各種施策は粛々と進められている。
一方で、数値目標として当初は2024年3月期に売上高1,700億円、営業利益50億円を掲げていたが、この目標は既に達成済みとなったことから、現在では記述の予想数値(売上高2,275億円、営業利益83.5億円)を新たな目標としている。
1. 経営ビジョン
同社は、経営理念として「創造と挑戦」を掲げている。このうち、「創造」は全従業員が変化に適応し、新たな価値を創造し続けること、「挑戦」は全従業員が現状に満足することなく、さらなる成長に挑戦し続けることとしている。また、中期経営計画では「先進エレクトロニクスで未来を創造するソリューションデザインカンパニー」を新しい経営ビジョンに掲げている。
2. 中期経営計画の進捗状況
(1) 中期経営計画:重点施策
イノベーションによる価値創造と経営基盤の強化により「企業価値を最大化する」ことを目的に、各事業セグメントにおいて「コア事業拡大」、「新高付加価値事業創出」、「事業基盤強化」、「企業価値向上」の重点施策を実行する。
(2) 中期経営計画:KPIの進捗
既述のように、当初の定量的目標を前倒しで達成したことから、新たな最終目標を設定し、現時点では新しい数値目標は、売上高2,275億円、営業利益83.5億円、ROE10.0%以上となっている。
(3) 新中期経営計画を策定中
同社では次に向けての新しい中期経営計画を策定中である。この新中計の定量的な数値目標は発表されておらず未知数だが、定性的な目標として「既存事業の成長だけでなく、新しい事業領域を拡大することで、【稼ぐ力】を一段と強化する」と同社は述べている。同社の言う「稼ぐ力」とは、「売上高と営業利益率」であると弊社(フィスコ)では考えているが、過去5年間で同社の「稼ぐ力」は着実に伸びている。次の成長に向けてどのような計画が発表されるか楽しみである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<AS>
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