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東京通信グループのニュース
*13:04JST 東京通信G Research Memo(4):引き続き新規事業開発や戦略投資(M&A)への投資を継続
■今後の見通し
2023年12月期の業績見通し
2023年12月期の連結業績見通しに関して東京通信グループ<7359>は、業績予想の修正を行った。修正後の業績予想は売上高が6,100百万円(前期比20.3%増)、営業損失210百万円(前期は54百万円の損失)、経常利益300百万円(同45百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が340百万円(同265百万円の損失)を見込んでおり、2023年2月に公表した業績予想と比較すると売上高を100百万円増、営業利益を240百万円減、経常利益を290百万円増、親会社株主に帰属する当期純利益を230百万円減へ修正した。主力事業であるゲームアプリと電話占いが好調に推移していることを受けて売上高を上方修正したほか、子会社であるBASE Partners Fund 1号投資事業有限責任組合の保有株式の売却に伴う投資有価証券売却益が発生することから、経常利益も前回予想比290百万円増と大幅に上方修正した。同社は投資事業にも注力している。同ファンドは既に投資フェーズを完了しており、今後は投資先企業の上場や株式売却による収益貢献が期待され、業績を押し上げるプラス要因になると弊社は見ている。一方、引き続き積極的に新規事業に投資を行っていくこと、2023年12月に実施するM&Aの関連費用が発生することなどを受け、営業利益、親会社株主に帰属する当期純利益は下方修正した。なお、新規事業をどのセグメントに分類するかなどが最終的に決定していないことから、セグメント別の修正業績予想は公表していない。
セグメント別の見通しは以下のとおりとなっている。
(1) メディア事業
期末に向けてもゲームアプリの事業環境の見通しは良好であり、国内外でゲームアプリを継続的にリリースしながら引き続き運用に注力していく。先述のとおり、足元では収益性が高まっている状態だが、引き続き高い収益性の向上にも注力していく方針である。また、トピックスとして、2023年11月に画像生成サービス「Picrew(ピクルー)」を運営する( 株 )テトラクローマを買収し、12月に完全子会社化した。同社との相乗効果によるメディア事業の強化と、Picrewに蓄積されたデータを活用することによる新規サービスの創出など、事業機会の拡大にも引き続き注力していく。なお、2024年12月期より収益が通期貢献する。
(2) プラットフォーム事業
同事業においては既存事業である電話占い「カリス」と「SATORI」の運用に引き続き注力していく。先述のとおり、効率的な運営体制の構築により、足元では収益性が高まっている状況である。期末に向けても事業譲受した「SATORI」がトップラインの拡大に引き続き貢献することが期待される。加えて、収益性も高い水準を維持すると弊社は見ている。また、2023年9月に正式版をリリースした「B4ND」に関しては、引き続き芸能プロダクションへの営業などにより参画アーティストの拡大に注力し、プラットフォームとしての魅力を高めていくほか、「B4ND」を中心にオフィシャルファンクラブサービスの運営などへと事業領域を拡張していき、アイドル・タレント・アーティスト活動をワンストップで支援するエンタメテック事業を新たな収益基盤とするべく、立ち上げに注力していく。そのほか、電話占いから派生した「恋愛相談METHOD」に関してもさらなる業績拡大に注力し、新収益基盤として育成していく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
<AS>
2023年12月期の業績見通し
2023年12月期の連結業績見通しに関して東京通信グループ<7359>は、業績予想の修正を行った。修正後の業績予想は売上高が6,100百万円(前期比20.3%増)、営業損失210百万円(前期は54百万円の損失)、経常利益300百万円(同45百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が340百万円(同265百万円の損失)を見込んでおり、2023年2月に公表した業績予想と比較すると売上高を100百万円増、営業利益を240百万円減、経常利益を290百万円増、親会社株主に帰属する当期純利益を230百万円減へ修正した。主力事業であるゲームアプリと電話占いが好調に推移していることを受けて売上高を上方修正したほか、子会社であるBASE Partners Fund 1号投資事業有限責任組合の保有株式の売却に伴う投資有価証券売却益が発生することから、経常利益も前回予想比290百万円増と大幅に上方修正した。同社は投資事業にも注力している。同ファンドは既に投資フェーズを完了しており、今後は投資先企業の上場や株式売却による収益貢献が期待され、業績を押し上げるプラス要因になると弊社は見ている。一方、引き続き積極的に新規事業に投資を行っていくこと、2023年12月に実施するM&Aの関連費用が発生することなどを受け、営業利益、親会社株主に帰属する当期純利益は下方修正した。なお、新規事業をどのセグメントに分類するかなどが最終的に決定していないことから、セグメント別の修正業績予想は公表していない。
セグメント別の見通しは以下のとおりとなっている。
(1) メディア事業
期末に向けてもゲームアプリの事業環境の見通しは良好であり、国内外でゲームアプリを継続的にリリースしながら引き続き運用に注力していく。先述のとおり、足元では収益性が高まっている状態だが、引き続き高い収益性の向上にも注力していく方針である。また、トピックスとして、2023年11月に画像生成サービス「Picrew(ピクルー)」を運営する( 株 )テトラクローマを買収し、12月に完全子会社化した。同社との相乗効果によるメディア事業の強化と、Picrewに蓄積されたデータを活用することによる新規サービスの創出など、事業機会の拡大にも引き続き注力していく。なお、2024年12月期より収益が通期貢献する。
(2) プラットフォーム事業
同事業においては既存事業である電話占い「カリス」と「SATORI」の運用に引き続き注力していく。先述のとおり、効率的な運営体制の構築により、足元では収益性が高まっている状況である。期末に向けても事業譲受した「SATORI」がトップラインの拡大に引き続き貢献することが期待される。加えて、収益性も高い水準を維持すると弊社は見ている。また、2023年9月に正式版をリリースした「B4ND」に関しては、引き続き芸能プロダクションへの営業などにより参画アーティストの拡大に注力し、プラットフォームとしての魅力を高めていくほか、「B4ND」を中心にオフィシャルファンクラブサービスの運営などへと事業領域を拡張していき、アイドル・タレント・アーティスト活動をワンストップで支援するエンタメテック事業を新たな収益基盤とするべく、立ち上げに注力していく。そのほか、電話占いから派生した「恋愛相談METHOD」に関してもさらなる業績拡大に注力し、新収益基盤として育成していく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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