フタバ産が急反落、製品構成変動で１５年３月期利益予想を下方修正

　フタバ産業＜7241.T＞が急反落、前日比５５円安の５６１円まで下げ幅を広げた。前日取引終了後、１５年３月期の連結業績予想を修正した。
　売上高を３９８７億円から４１７９億円（前期比４．６％増）へ引き上げたが、営業利益を５２億円から３６億円（同２９．３％増）、最終利益を１６億円から１２億円（同６３．１％減）へ引き下げた。国内売上高が想定を上回るが、製品構成の変動などにより利益が減少する。
　なお、第３四半期累計（４～１２月）の連結決算は、売上高３１１９億８８００万円（前年同期比７．６％増）、営業利益２０億２８００万円（同４．７倍）、最終損益７億１６００万円の黒字（前年同期１０億８７００万円の赤字）だった。
　併せて、ベトナムの情報機器部品製造子会社の設立を中止すると発表した。受注量が大幅に減少する見通しとなったことから、計画した採算を確保することが難しいと判断した。

フタバ産の株価は１１時２分現在５６８円（▼４８円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）