日信工業、今期税引き前を一転39％増益に上方修正・12期ぶり最高益更新へ

　日信工業 <7230> が2月4日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比6.8％減の112億円に減った。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の160億円→230億円(前期は165億円)に43.8％上方修正し、一転して38.9％増益を見込み、一気に12期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結税引き前利益も従来予想の85.7億円→155億円(前年同期は87.7億円)に81.7％増額し、一転して77.4％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結税引き前利益は前年同期比10.9％減の38.1億円に減り、売上営業利益率は前年同期の9.3％→7.0％に悪化した。

株探ニュース