極東開発、今期経常を33％上方修正、配当も2円増額

　極東開発工業 <7226> が2月5日大引け後(15:30)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比1.8％減の54.2億円となった。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の60億円→80億円(前期は86.7億円)に33.3％上方修正し、減益率が30.8％減→7.8％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の28.7億円→48.7億円(前年同期は48.2億円)に69.5％増額し、一転して1.1％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の36円→38円(前期は40円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比37.6％増の22.9億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の5.9％→7.7％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当連結会計年度においては、新型コロナウイルス感染対策を実施しながらも、その感染拡大による事業への影　響及びリスク等を慎重に考慮し、厳しい業績予想を立てつつ事業活動に取り組んで参りました。　　現在のところ感染対策を徹底しながら、安定した製品・サービスの供給を維持しており、これらの活動の結果、　足元では全てのセグメントにおいて売上高が当初予想を上回る水準で推移しております。　　利益面でも売上高の増加要因に加え、特装車事業における生産性の改善や、イベントの中止・行動の抑制と　いった固定費の減少もあり、当初予想を上回る見込みとなりました。　　これらを踏まえ、現時点で入手可能なその他の情報等を総合的に勘案し、2020年11月11日に公表いたしました　業績予想を上記の通り修正いたします。　

　　当社の利益配分に関する基本方針は、株主還元を経営の最重要政策の一つと考え、業績の向上と財務体質の強化を図りながら、将来の事業展開及び経済情勢等を勘案し、また業績の動向などを総合的に考慮した上で決定することとしております。　2021年3月期の配当予想につきましては、上記のとおり業績予想の修正をいたしますので、これに伴い期末配当金　につきましても、2020年8月6日に公表いたしました前回予想を修正し、1株当たり18 円から20 円とする予定です。　これにより、年間配当金は38 円となる予定です。 ※本資料に記載されている業績見通し及び配当見通し等の将来に関する記述は、本資料の発表日現在において　 入手可能な情報に基づいて作成したものであり、今後の様々な要因により実際の業績及び配当が予想値と異　 なる可能性があります。