新明和が底堅い、業績増額期待とＵＳ－２関連で思惑

　新明和工業<7224.T>が底堅い。建設投資の拡大を背景にダンプカーなど特装車が好調なほか、米ボーイング向け中心に航空関連部品出荷の伸びが顕著で全体収益を牽引している。１５年３月期の連結営業利益は昨年１０月末に８５億円から１１０億円（前期比１．２％増）へ大幅に上方修正しているが、第３四半期までの進捗率からさらに上振れして着地するとの見方も強い。
　また、同社は海上自衛隊に配備している救難飛行艇「ＵＳ－２」の製造元であり、防衛関連としての位置付けでも注目されている。ＵＳ－２のインド輸出に向け防衛省は資金面やパイロット育成などで支援する動きにあることが一部で伝えられ、これも同社の株価刺激材料となっている。

新明和工の株価は１３時５７分現在１１７３円（△１０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）