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日経225先物は11時30分時点、前日比100円高の3万8750円(+0.25%)前後で推移。寄り付きは3万8920円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8970円)にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後に3万8830円まで軟化したが、中盤にかけて強含みの展開となり、一時3万9110円まで買われた。ただし、節目の3万9000円をキープできず、終盤にかけてはロング解消の動きが優勢となり、一時3万8630円と下落に転じる場面もみられた。売り一巡後は押し目待ち狙いのロングにより、3万8800円水準を回復している。
日経225先物は買い先行で始まった後に3万9110円まで上げ幅を広げたが、25日移動平均線(3万9000円)近辺では強弱感が対立しやすく、その後のロング解消につながったようだ。もっとも、一時マイナスに転じたものの下へのバイアスは強まらず、積極的なショートの動きも限られている。ボリンジャーバンドの-1σ(3万9530円)と25日線(3万9000円)でのレンジが続きそうだ。
NT倍率は先物中心限月で14.24倍に低下した。支持線として意識されていた75日・200日線(14.28倍)を明確に割り込んできており、NTショートに振れやすい。米中関係の緊張が警戒されるなかで指数インパクトの大きい値がさハイテク株は軟調。一方で、日銀が年内にも追加利上げに踏み切るとの見方からメガバンクなど金融株が買われたほか、円相場が1ドル=156円台に迫るなか、トヨタ自動車 <7203> [東証P]など輸出関連の一角が堅調であり、相対的にTOPIX型優位の需給状況である。
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