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大阪6月限
日経225先物 39870 -680 (-1.67%)
TOPIX先物 2724.5 -49.5 (-1.78%)
日経225先物(6月限)は前日比680円安の3万9870円で取引を終了。寄り付きは4万0730円と、ナイトセッションの終値(4万0550円)を上回り、買いが先行した。ただし、直後に付けた4万0760円を高値にショートが強まり、現物の寄り付き後ほどなくして下げに転じた。その後もショートが続くなか、前場終盤にかけて4万円の大台を割り込むと、ランチタイムで一時3万9700円まで下落幅を広げた。後場は押し目狙いのロングにより4万0010円まで下げ幅を縮めたものの、戻り待ち狙いのショートも入りやすく、終盤にかけて軟調な推移が続き、3万9870円で取引を終えた。
朝方の日経225先物は、3月29日に発表された2月の米個人消費支出(PCE)統計で、米連邦準備理事会(FRB)がインフレを判断する上で重視するPCEコア価格指数が予想と一致したほか、グローベックスの米株先物がプラス圏で推移していたこともあり、買いが先行した形だろう。
ただし、日銀が発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)で、大企業製造業の業況判断指数(DI)は4四半期ぶりに悪化した。自動車関連の景況感が悪化したとして、トヨタ <7203> [東証P]など輸出関連が下押す形で、TOPIX型の重荷となった。また、機関投資家が資産配分比率の見直しに伴い、利益確定売りに動いたとの見方もなされていた。
日経225先物はボリンジャーバンドの+1σを割り込み、25日移動平均線(3万9530円)に接近する流れとなった。25日線が支持線となるものの、+1σが位置する4万0260円辺りが目先的には抵抗線として意識されてくる可能性がありそうだ。25日線と+1σによるレンジ推移が続くようだと、4万円を巡る攻防から強弱感が対立しやすく、25日線割れを狙ったショートも入りそうである。
一方で、本日は海外勢のフローが限られ、国内機関投資家によるアセット・アロケーションに伴う需給が大きく影響したとも考えられよう。グローベックスの米株先物はプラス圏で堅調に推移しており、祝日明けの米国市場が強い動きをみせてくるようだと、早期に+1σ回復の展開もあるだろう。4万円水準での底堅さが意識されてくると、オプション権利行使価格の4万円から4万0250円辺りで煮詰まり感もみられそうだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.63倍に上昇した。トヨタなど輸出関連の下落インパクトによりTOPIX型が弱く、抵抗線として機能していた25日線を上回り、一時14.69倍まで上昇する場面も見られた。その後は25日線を挟んでの推移となったが、膠着感の強い展開が継続するようだと、ヘッジを考慮したスプレッド狙いのトレードが入りやすく、ややNTロングを想定しておきたい。
手口面(立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が4万6580枚、ソシエテジェネラル証券が2万3334枚、サスケハナ・ホンコンが6498枚、SBI証券が5654枚、バークレイズ証券が4442枚、JPモルガン証券が2758枚、モルガンMUFG証券が2704枚、日産証券が2452枚、楽天証券が2025枚、野村証券が1957枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が4万1557枚、ソシエテジェネラル証券が2万3677枚、バークレイズ証券が6950枚、JPモルガン証券が4968枚、シティグループ証券が4899枚、モルガンMUFG証券が4523枚、ゴールドマン証券が4304枚、サスケハナ・ホンコンが3708枚、BNPパリバ証券が2671枚、ビーオブエー証券が1935枚だった。
株探ニュース
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