【売り】㈱ゆうちょ銀行（7182）大きな値動きがないが、この後の株価は…= フェアトレード 西村剛

■注目銘柄：【売り】㈱ゆうちょ銀行（7182）

東京都千代田区霞が関に本社を、同区丸の内に本店をそれぞれ置く、日本の銀行。
2015年11月4日に東京証券取引所第一部に上場し、日本郵政㈱が保有する株式のうち11％が市場に売却された。
日本郵政公社から主に郵便貯金事業等を引き継ぎ、施設・職員等を承継した委員会設置会社となった。
同行は貯金残高約175兆円（総資産約196兆円）。
三菱UFJフィナンシャル・グループを抜き2012年3月末現在で日本最大の預金金融機関とされる。
2006年設立。

■㈱ゆうちょ銀行の経営見通し
平成29年3月期（平成28年4月1日～平成29年3月31日）計画…

経常利益：4,200億円（前年同期比△12.8％）
当期純利益：3,000億円（同△7.7％）

■㈱ゆうちょ銀行の経営成績
平成28年3月期（平成27年4月1日～平成28年3月31日）における経営成績…

経常収益：1兆9,690億円（前年同期比△5.2％）
経常利益：4,820億円（同△15.3％）
当期純利益：3,251億円（同△12.0％）
（出典：平成28年3月期　決算短信〔日本基準〕（非連結））

■㈱ゆうちょ銀行の投資指標
予想PER：16.04倍
実績PBR：0.42倍
予想配当利回り：3.90％
※6月7日終値時点

■㈱ゆうちょ銀行の直近のニュース
ゆうちょ銀行<7182>が続落、日銀によるマイナス金利金融政策が銀行株の業績へ影響を与えている。ドイツ証券は目標株価１５００円継続で業績アップデートをリポートしている。
ゆうちょ銀行の１６年３月期非連結純利益は、会社予想の３２００億円を５１億円上回る３２５１億円となった。内訳では資金利益が１１．７％低下して１７９７億円となり、３月末の運用資産は２０５兆円となったようだ。１７年３月期の会社見通しは連結純利益が３０００億円、配当予想は５０円。「４月１日から貯金の預入限度額が１０００万円から１３００万円に増額されたが、金利の絶対水準が低いことから、顕著な残高増加はないとみられる」と同証券のアナリストは分析している。
（出典：2016年5月16日、Kabutanニュース）

■本記事のまとめ
5日移動平均・25日移動平均がいずれも右肩下がりに推移している。
また株価が一目均衡表の雲を下抜けしたことから当面は軟調傾向が続くと見られる。
ここで一旦手放して上昇傾向に転じるタイミングを待ちたい。