【買い】㈱ゆうちょ銀行（7182）年末から約13％下落してようやくリバウンド。今後暫く株価上昇は続く？= フェアトレード 西村剛
東京都千代田区霞が関に本社を、同区丸の内に本店をそれぞれ置く、日本の銀行。2006年設立。2015年11月4日に東京証券取引所第一部に上場し、日本郵政㈱が保有する株式のうち11％が市場に売却された。日本郵政公社から主に郵便貯金事業等を引き継ぎ、施設・職員等を承継した委員会設置会社となった。同行は貯金残高約175兆円（総資産約196兆円）で、三菱UFJフィナンシャル・グループを抜き2012年3月末現在で日本最大の預金金融機関とされる。
■㈱ゆうちょ銀行の経営見通し
平成28年3月期（平成27年4月1日～平成28年3月31日）計画…
経常利益：4,600億円（前年同期比△19.2％）
当期純利益：3,200億円（同△13.3％）
■㈱ゆうちょ銀行の経営成績
平成28年3月期第2四半期（平成27年4月1日～平成27年9月30日）における経営成績…
経常収益：9,872億円（前年同期比△4.2％）
経常利益：2,517億円（同△7.8％）
中間純利益：1,716億円（同△5.5％）
当期は減益に着地。やや苦戦している様子だ。
■㈱ゆうちょ銀行の経営の状況
経常収益のうち資金運用収益は有価証券利息配当金を中心に8,818億円となった。また、役務取引等収益は631億円となった。一方で経常費用は7,354億円となり、このうち資金調達費用は1,870億円、営業経費は5,305億円となった。
（出典：平成28年3月期 第2四半期（中間期）決算短信〔日本基準〕（非連結））
■㈱ゆうちょ銀行の投資指標
予想PER：18.61倍
実績PBR：0.53倍
予想配当利回り：1.57％
※1月13日終値時点
PBR0.53倍と1倍を切っているので、割安感がある。今後の値上がりを見込んで今買っておきたい。
■㈱ゆうちょ銀行の直近のニュース
全国地方銀行協会の寺沢会長は13日の記者会見で、ゆうちょ銀行の預入限度額引き上げの動きについて、遺憾であるとしつつも「けんかをするつもりはない」と述べ、業務提携などについて前向きに検討していく姿勢を示した。
寺沢会長は、地方経済活性化に向けて、ゆうちょ銀行から個別の銀行に提携の可能性についてすでに打診が来ていることを明らかにした。具体的な内容は「何をお考えなのか、どういうことができるのかをこれから聴いていく段階」と述べるにとどめた。
（出典：2016年1月13日、ロイター）
■本記事のまとめ
株価は短期的に下落が続いており、13日にリバウンド。割安感がある今のうちに、今後の値上がりを見込んで買っておきたい。
ぜひ、1月の投資を考える上で、同社に注目して頂きたい。
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