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【↑】日経平均 大引け| 3日ぶり反発、円高一服で自律反発の買い優勢 (9月18日)
日経平均株価
始値 36546.04
高値 36675.07(09:15)
安値 36127.45(13:51)
大引け 36380.17(前日比 +176.95 、 +0.49% )
売買高 15億3192万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆4707億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日ぶり反発、円高一服で買い優勢に
2.米小売売上高を受け、FRBの大幅利下げ期待やや後退
3.米長期金利上昇で外国為替市場ではドル買い戻し誘発
4.米FOMCの結果目前に全般は買い手控えられ上値重い
5.中小型株物色は旺盛、値上がり銘柄数は72%を占める
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比15ドル安と5日ぶりに小反落した。FOMCの結果を控えて模様眺めムードが広がるなか、利益確定売りが優勢となった。
東京市場では、リスクオフの流れに歯止めがかかり、日経平均株価は自律反発局面に。ただ、上値では戻り売り圧力が強く、朝高後に値を消しマイナス圏に沈む場面もあった。
18日の東京市場は、朝方はリスク選好の地合いでスタートし、日経平均は一時470円強の上昇で3万6600円台まで水準を切り上げたが、その後は利益確定売りに値を消す展開となり、後場に入ると下げに転じる場面もあった。前日の米国株市場では主要株価指数が高安まちまちの展開で、ここ最高値更新の続いていたNYダウはわずかにマイナス圏で着地。発表された8月の米小売売上高が市場予想に反して前月比で上昇したことで、FRBの大幅利下げに対する期待感が後退した。一方、長期金利の上昇を背景に外国為替市場ではドル高・円安方向に振れ、これが東京市場にプラスに作用したが、取引時間中は再び為替が円高方向に押し戻され、これを横目に売り圧力が強まる場面もあった。日本時間あす未明に判明するFOMCの結果を見極めたいとの思惑が買いを手控えさせている。なお、中小型株中心に物色意欲は活発でプライム市場の値上がり銘柄数は全体の72%を占めている。
個別では、ディスコ<6146>が商いを膨らませ終始買い優勢だったほか、アドバンテスト<6857>も上昇した。トヨタ自動車<7203>が堅調、ソフトバンクグループ<9984>もしっかり。メルカリ<4385>、ファーストリテイリング<9983>が値を上げ、日立製作所<6501>、キーエンス<6861>なども頑強な値動き。トランコム<9058>がストップ高に買われ、マネジメントソリューションズ<7033>、三井海洋開発<6269>が急騰を演じ、低位株ではTOKYO BASE<3415>が人気化した。サンケン電気<6707>も高い。
半面、売買代金首位のレーザーテック<6920>が冴えず、三菱重工業<7011>も利益確定売りに押された。IHI<7013>が下落、さくらインターネット<3778>も大きく水準を切り下げた。第一三共<4568>も売りが優勢だった。西武ホールディングス<9024>が値下がり率トップとなり、アクシージア<4936>、メドレー<4480>も大幅安。パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>も安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、アドテスト <6857>、トヨタ <7203>、TDK <6762>、ディスコ <6146>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約132円。うち74円はファストリ1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は中外薬 <4519>、ニトリHD <9843>、第一三共 <4568>、大塚HD <4578>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約36円。
東証33業種のうち上昇は23業種。上昇率の上位5業種は(1)輸送用機器、(2)石油石炭製品、(3)鉱業、(4)ゴム製品、(5)倉庫運輸関連。一方、下落率の上位5業種は(1)陸運業、(2)空運業、(3)医薬品、(4)不動産業、(5)食料品。
■個別材料株
△ダイセキS <1712> [東証S]
静岡県がリニア新幹線のボーリング調査了解で思惑。
△弘電社 <1948> [東証S]
25年3月期業績及び配当予想を上方修正。
△T-BASE <3415> [東証P]
第2四半期も大幅増益ペースが継続。
△LeTech <3497> [東証G]
今期営業24%増益予想で配当の大幅上積みがサプライズ。
△T&S・G <4055> [東証G]
24年11月期の期末配当予想を8円に増額修正。
△スピー <4499> [東証S]
テーブルコイン決済プロダクトの開発フェーズ移行を材料視。
△免疫生物研 <4570> [東証G]
シスメックス <6869> の認知症薬副作用リスク予測試薬の承認申請。
△アンビスHD <7071> [東証P]
上限25万株の自社株買いを発表。
△三共興 <8018> [東証S]
立会外での170万株の自社株買いと1000万株の消却を評価。
△トランコム <9058> [東証P]
MBOの実施発表でTOB価格サヤ寄せ。
▼マーキュリー <5025> [東証G]
東証が信用規制の臨時措置を実施。
▼トリプラ <5136> [東証G]
利益進捗に懸念も会社側「予算達成」。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)トランコム <9058>、(2)MSOL <7033>、(3)三井海洋 <6269>、(4)T-BASE <3415>、(5)FPG <7148>、(6)SHIFT <3697>、(7)Jエレベータ <6544>、(8)日シス技術 <4323>、(9)サンケン <6707>、(10)プロレド <7034>。
値下がり率上位10傑は(1)西武HD <9024>、(2)アクシージア <4936>、(3)メドレー <4480>、(4)さくらネット <3778>、(5)テラスカイ <3915>、(6)アバントG <3836>、(7)パンパシHD <7532>、(8)京王 <9008>、(9)ネットプロ <7383>、(10)三越伊勢丹 <3099>。
【大引け】
日経平均は前日比176.95円(0.49%)高の3万6380.17円。TOPIXは前日比9.61(0.38%)高の2565.37。出来高は概算で15億3192万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1190、値下がり銘柄数は413となった。東証グロース250指数は640.19ポイント(1.30ポイント高)。
[2024年9月18日]
株探ニュース
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