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ハウテレビジョンのニュース
■業績動向
1. 2021年1月期の業績(非連結)概要
ハウテレビジョン<7064>の2021年1月期の業績(非連結)は、売上高が2020年1月期比4.1%増の868百万円、営業利益が215百万円の赤字(2020年1月期は91百万円の黒字)、経常利益が218百万円の赤字(同81百万円の黒字)、当期純利益が235百万円の赤字(同46百万円の黒字)だった。
売上高は「外資就活ドットコム」が12.8%増収、「Liiga」が164.1%増収と成長した。その他広告売上の撤退によるマイナス影響を吸収して、全体として4.1%増収だった。利益面は、先行投資(採用増加による採用費や人件費の増加、その他固定費の増加、外注費の増加)などで費用(原価+販管費)が45.7%増と大幅に増加したため、営業損失となった。
なお期初計画との比較では、コロナ禍に伴って「外資就活ドットコム」のオフラインイベントをオンラインイベントに切り替えた影響などで、売上高は期初計画(971百万円)を下回った。オンラインイベントはオフラインイベントに比べて粗利率が高くなるが、売上高が少額になる傾向がある。ただし、利益率の高いオンライン商材の投入で、営業利益は期初計画367百万円の赤字に対して152百万円、経常利益は同370百万円の赤字に対して152百万円、当期純利益は同370百万円の赤字に対して135百万円、それぞれ上振れて着地した。
2. サービス別動向
サービス別の動向は以下のとおりである。
「外資就活ドットコム」の売上高は12.8%増の726百万円と順調に成長した。期末時点の登録会員数は18%増、期中平均ベースのDAU数は7%増、通期合計ベースのユーザー送客数は19%増となった。
「Liiga」の売上高は164.1%増の141百万円だった。コロナ禍の影響で新規顧客獲得が計画をやや下回ったが、前期比では高成長した。期末時点の比較で登録会員数は67%増、第4四半期時点の比較でMAU数は67%増、マッチング数は27%増となった。
3. 財務の状況
財務面で見ると、2021年1月期末の資産合計は2020年1月期末比90百万円増加して728百万円、負債合計は282百万円増加して429百万円、純資産合計は192百万円減少して298百万円となった。借入金が増加し、利益剰余金が減少した。自己資本比率は36.3ポイント低下して40.6%となった。また営業活動によるキャッシュ・フローは181百万円の支出となった。ただし現在は成長過程のため、特に大きな課題とは言えないだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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1. 2021年1月期の業績(非連結)概要
ハウテレビジョン<7064>の2021年1月期の業績(非連結)は、売上高が2020年1月期比4.1%増の868百万円、営業利益が215百万円の赤字(2020年1月期は91百万円の黒字)、経常利益が218百万円の赤字(同81百万円の黒字)、当期純利益が235百万円の赤字(同46百万円の黒字)だった。
売上高は「外資就活ドットコム」が12.8%増収、「Liiga」が164.1%増収と成長した。その他広告売上の撤退によるマイナス影響を吸収して、全体として4.1%増収だった。利益面は、先行投資(採用増加による採用費や人件費の増加、その他固定費の増加、外注費の増加)などで費用(原価+販管費)が45.7%増と大幅に増加したため、営業損失となった。
なお期初計画との比較では、コロナ禍に伴って「外資就活ドットコム」のオフラインイベントをオンラインイベントに切り替えた影響などで、売上高は期初計画(971百万円)を下回った。オンラインイベントはオフラインイベントに比べて粗利率が高くなるが、売上高が少額になる傾向がある。ただし、利益率の高いオンライン商材の投入で、営業利益は期初計画367百万円の赤字に対して152百万円、経常利益は同370百万円の赤字に対して152百万円、当期純利益は同370百万円の赤字に対して135百万円、それぞれ上振れて着地した。
2. サービス別動向
サービス別の動向は以下のとおりである。
「外資就活ドットコム」の売上高は12.8%増の726百万円と順調に成長した。期末時点の登録会員数は18%増、期中平均ベースのDAU数は7%増、通期合計ベースのユーザー送客数は19%増となった。
「Liiga」の売上高は164.1%増の141百万円だった。コロナ禍の影響で新規顧客獲得が計画をやや下回ったが、前期比では高成長した。期末時点の比較で登録会員数は67%増、第4四半期時点の比較でMAU数は67%増、マッチング数は27%増となった。
3. 財務の状況
財務面で見ると、2021年1月期末の資産合計は2020年1月期末比90百万円増加して728百万円、負債合計は282百万円増加して429百万円、純資産合計は192百万円減少して298百万円となった。借入金が増加し、利益剰余金が減少した。自己資本比率は36.3ポイント低下して40.6%となった。また営業活動によるキャッシュ・フローは181百万円の支出となった。ただし現在は成長過程のため、特に大きな課題とは言えないだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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