テクノスデータサイエンス（7046）著しい業績改善を背景に物色強める成長期待株◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著しい業績改善を背景に物色強める成長期待株

【事業内容】
　人工知能(AI)技術によるビッグデータの解析やコンサルティングを行っており、データサイエンティストをはじめ多彩な人材を多く抱える。協業ネットワークを構築し、日本マイクロソフトをはじめ米国のセールスフォース、エヌビディアといった名だたるテックカンパニーの日本法人と提携を結ぶ。筆頭株主は東証１部のテクノスジャパン。

【業績面】
　業績面においては5/15に決算発表を行い、前期は売上高1.9％増収、営業利益は35.4％減益であったが今期ガイダンスは大幅な増収増益を見込み最高益更新を打ち出した。続く6/11には提携先のキーウェアソリューションズ保有株を売却して特別利益を計上、最終益は前期比3.3倍を見込むこととなっている。今後は現金化で得た資金の振り向け先も新たな材料を生み出す成長投資にも期待がかかる。

【株価動向】
　株価は3/23安値1360円を底値にコロナショック以前の水準を回復、足元でやや調整含みの推移であったが鋭く切り返す動きとなっている。目先のところで戻り高値3660円を更新してくるようだと、チャートはN字形成からモメンタムはさらに増すこととなるため、上値追いの展開も期待されよう。