アイオデータ、今期経常を一転14％増益に上方修正、配当も5円増額

　アイ・オー・データ機器 <6916> が5月10日大引け後(15:30)に決算を発表。18年6月期第3四半期累計(17年7月-18年3月)の連結経常利益は前年同期比3.6％増の20.4億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の20億円→27億円(前期は23.6億円)に35.0％上方修正し、一転して14.4％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8.6億円→15.6億円(前年同期は11.4億円)に81.0％増額し、一転して36.8％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の20円→25円(前期は25円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比20.4％増の9億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の6.5％→6.8％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　第３四半期連結会計期間において、メモリやストレージ、液晶モニターを中心に販売が好調に推移していることから、売上高は前回予想を上回る見込みであります。また、利益面につきましても、売上高の増加に加え、第３四半期連結会計期間の為替相場が下期の想定レート（１USドル＝110円）に比べ円高に進捗し原価が抑えられたこと等から、各利益は前回予想を上回る見通しとなりました。

　　当社グループは、安定的な配当の継続を基本に、業績動向と企業体質の強化に係る投資等を勘案しながら弾力的に利益配分を行うこととしております。　この方針の下、平成30年６月期の期末配当につきましては、最新の連結業績予想値を勘案し、当初予定しておりました１株当たり20円から５円増配し１株当たり25円に修正いたします。