1,185円
三社電機製作所のニュース
■PCA <9629> 1,511円 (+300円、+24.8%) ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。ピー・シー・エー <9629> [東証P]がストップ高。29日の取引終了後、24年3月期の配当予想について、期末一括17円から62円(前期17円)へ増額修正したことが好感された。配当方針を連結配当性向100%程度に変更したことが要因としている。同時に発表した第3四半期累計(23年4-12月)連結決算は、売上高109億6200万円(前年同期比15.0%増)、営業利益16億9900万円(同26.8%増)、純利益11億6200万円(同41.0%増)となった。昨年7月から各種PCAソフトや保守契約などの製品・サービスの価格改定を行った効果に加えて、クラウドサービスの利用者の増加などが業績を牽引した。なお、24年3月期通期業績予想は148億5000万円(前期比14.4%増)、営業利益18億2900万円(同41.9%増)、純利益12億3500万円(同40.0%増)の従来見通しを据え置いている。
■三社電機 <6882> 1,678円 (+300円、+21.8%) ストップ高
三社電機製作所 <6882> [東証S]がストップ高。29日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を25億円から30億円(前期比84.1%増)へ、純利益を17億5000万円から25億円(同2.0倍)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を30円から40円へ引き上げたことが好感された。なお、年間配当予想は50円(前期30円)となる予定だ。 半導体事業で顧客の在庫調整局面が継続したほか、電源機器事業で一部の案件が来期の売り上げにずれ込むこむことから、売上高は310億円から305億円(同8.6%増)へ下方修正したが、大型のパワーコンディショナー評価用電源をはじめ、顧客からの要望に対応し付加価値製品の提供を進めたことが利益を押し上げるという。同時に発表した第3四半期累計(23年4-12月)決算は、売上高236億9700万円(前年同期比19.2%増)、営業利益33億4200万円(同5.4倍)、純利益24億8200万円(同7.0倍)だった。
■日ギア <6356> 625円 (+100円、+19.1%) ストップ高
日本ギア工業 <6356> [東証S]がストップ高。30日午後1時ごろに23年4-12月期単独決算を発表し、売上高が前年同期比31.5%増の70億円、営業利益が同2.5倍の16億3100万円だった。営業利益が通期計画(14億6000万円)を上回っており、これを好感した買いが集まった。原子力発電所や火力発電所、上下水道向けでバルブ・アクチュエータが増加したことなどから「歯車及び歯車装置事業」が好調だったほか、「工事事業」も火力発電所や石油・ガス向けで伸びた。通期見通しは据え置いた。
■SREHD <2980> 3,300円 (+502円、+17.9%) ストップ高
東証プライムの上昇率2位。SREホールディングス <2980> [東証P]がストップ高。AIアルゴリズムの開発を手掛けるほか、独自技術を駆使して不動産テック事業を展開する。不動産業界は近年デジタルトランスフォーメーション(DX) による合理化が進展しており、同社の活躍余地が広がっている。そうしたなか、同社が29日取引終了後に発表した24年3月期第3四半期(23年4-12月)決算は、営業利益が前年同期比41.5%増の15億1000万円と大幅な伸びを達成した。特に10-12月期でみると前年同期実績に対し3倍近い高変化率を示しており、これが株価を強く刺激する格好となった。
■船場 <6540> 1,033円 (+150円、+17.0%) ストップ高
船場 <6540> [東証S]がストップ高。29日の取引終了後、集計中の23年12月期の連結業績について、売上高が従来予想の240億円から247億円(前の期比8.3%増)へ、営業利益が8億円から12億円(同54.6%増)へ、純利益が7億円から10億円(同2.2倍)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが流入した。国内外で業務推進中の大型案件が想定よりも順調に進捗したことが要因。また、原価低減への継続した取り組みや、DXによる効率化の推進、経費の圧縮などが粗利率の改善及び収益性の向上に寄与した。
■DNAチップ <2397> 853円 (+112円、+15.1%) 一時ストップ高
DNAチップ研究所 <2397> [東証S]が3日続急騰、一時ストップ高となった。29日の取引終了後、「肺がん コンパクトパネル Dx マルチコンパニオン診断システム」の承認事項の一部変更について承認を得たと発表した。従来の4遺伝子に3遺伝子を加えた7遺伝子の変異検出及び薬剤の適応判定が可能になるとしており、材料視されたようだ。今回の承認を受け、保険適用に向けた準備を進める。24年3月期の業績への影響については現在精査しており、確定次第、速やかに公表するとした。
■ピアズ <7066> 792円 (+100円、+14.5%) ストップ高
ピアズ <7066> [東証G]がストップ高。人工知能(AI)関連株の物色の裾野が広がっており、特に中小型の値動きの軽い銘柄に短期筋の攻勢が顕著だ。そのなか同社は店舗デジタルトランスフォーメーション(DX)領域で、強みとするAIを活用したオンライン接客サービスを積極展開し存在感を高めている。業績変化率も際立っており、23年9月期はトップラインが前の期比48%の高い伸びを達成し、営業利益段階で同7.5倍化した。24年9月期の営業利益は伸び率こそ鈍化するものの前期比17%増の5億円予想と2ケタ成長を確保する見通し。成長力の高さが浮き彫りとなるなか継続的に配当も行っており、PERにも割高感がなく買い安心感があるようだ。
■りたりこ <7366> 2,110円 (+250円、+13.4%)
東証プライムの上昇率3位。LITALICO <7366> [東証P]が3日ぶり急反騰。同社は1月29日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比2.2倍の26.3億円に急拡大し、通期計画の34.5億円に対する進捗率は76.3%となった。同時に、従来未定としていた期末一括配当は8円(前期は6.5円)実施する方針とした。
■日本電技 <1723> 5,650円 (+600円、+11.9%)
日本電技 <1723> [東証S]が9日続急騰。ビル空調計装工事の大手だが、首都圏の大規模再開発関連の需要を取り込み売上高、利益ともに急拡大が続いている。29日取引終了後に発表した24年3月期第3四半期(23年4-12月)決算は営業利益が前年同期比86%増の39億2300万円と大幅な伸びを達成、これが株価を一段と強く刺激する格好となった。連日での上場来高値更新となった。
■グローセル <9995> 747円 (+74円、+11.0%)
東証プライムの上昇率4位。グローセル <9995> [東証P]が続急騰。29日の取引終了後、マクニカホールディングス <3132> [東証P]傘下のマクニカがグローセルに対する株式公開買い付け(TOB)を30日に開始すると発表したことに伴い、TOBに対して改めて賛同の意見を表明した。マクニカは、完全子会社化を目的とするグローセルへのTOBを開始する予定だと、昨年11月27日に発表。今年2月上旬をメドに1株645円でのTOB開始を目指すとしていたが、今回、買付価格を750円に引き上げた。グローセルの株価は新たなTOB価格にサヤ寄せする形となっている。TOB開始予定の公表後、昨年12月以降にグローセルの株価は645円を上回って推移していた。マクニカはTOB成立の確度を高めるために、買付価格を変更した。
■東映アニメ <4816> 19,200円 (+1,430円、+8.1%)
東映アニメーション <4816> [東証S]が3日続急伸。29日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を820億円から830億円(前期比5.1%減)へ、営業利益を190億円から205億円(同28.5%減)へ、純利益を135億円から155億円(同25.8%減)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を90円から114円(前期155円)へ引き上げたことが好感された。前年同期に公開した大型劇場3作品の大ヒットによる波及効果が継続し、国内における配信権販売や商品化権販売、並びに商品販売事業が従来予想を上回り好調に推移していることが要因という。なお、同時に発表した第3四半期累計(23年4-12月)決算は、売上高671億1700万円(前年同期比3.2%増)、営業利益177億7200万円(同18.5%減)、純利益145億9300万円(同11.6%減)だった。また、3月31日を基準日として1株を5株に株式分割すると発表しており、これも好材料視された。1株当たりの投資金額を引き下げることで、株式の流動性の向上及び投資家層の拡大を図ることが目的としている。
■東光高岳 <6617> 2,372円 (+172円、+7.8%)
東証プライムの上昇率5位。東光高岳 <6617> [東証P]が4日続急伸。29日取引終了後、24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。今期の売上高予想は1000億円から1060億円(前期比8.4%増)、経常利益は46億円から65億円(同38.2%増)に見通しを引き上げた。経常利益は減益予想から一転、過去最高益の更新を見込んでおり、好感されたようだ。スマートメーターなど計量事業全般と、一部の配電機器の売上高の増加が寄与する。4-12月期の売上高は前年同期比9.4%増の724億8400万円、経常利益は同40.2%増の55億円だった。
■ACCESS <4813> 822円 (+35円、+4.5%)
ACCESS <4813> [東証P]が大幅高で4日続伸。30日付の日本経済新聞朝刊が「NTTは次世代通信基盤『IOWN(アイオン)』の中核技術で大幅な消費電力削減につながる光半導体を開発する」と報じた。記事によると、米インテル
■住信SBI銀 <7163> 1,681円 (+71円、+4.4%)
住信SBIネット銀行 <7163> [東証S]が大幅続伸。29日の取引終了後に発表した24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結決算は、経常収益が前年同期比19.9%増の853億1900万円、最終利益が同25.5%増の182億5400万円となった。直近3ヵ月でも経常収益が約26%増、最終利益が約20%増と好調を維持。トップラインとボトムラインがともに2割増となっており、業況を評価した買いを集めたようだ。住宅ローン実行額が増加するなか、4-12月期は資金利益と役務取引等利益がともに伸長した。
■大倉工 <4221> 2,747円 (+104円、+3.9%)
大倉工業 <4221> [東証P]が大幅続伸。29日の取引終了後、集計中の23年12月期連結業績について、営業利益が従来予想の45億円から49億円(前の期比29.9%増)へ、純利益が35億円から43億円(同13.5%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。合成樹脂事業で原料価格の上昇分について製品価格への転嫁が進んだものの、販売数量が減少したことなどから、売上高は810億円から788億円(同2.0%増)へ下振れた。ただ、新規材料事業で大型液晶パネル向け光学フィルムの受注が増加したことなどにより、利益は計画を上回って着地した。また、利益の上振れに伴い、期末一括配当予想を95円から110円に引き上げた。
■コーテクHD <3635> 1,827円 (+56.5円、+3.2%)
コーエーテクモホールディングス <3635> [東証P]が3日ぶり大幅反発。29日の取引終了後に発表した第3四半期累計(23年4-12月)連結決算は、売上高611億3600万円(前年同期比23.7%増)、営業利益203億1600万円(同11.7%減)の増収、営業減益となったものの、10-12月期では営業利益は同38.3%増となっており、直近四半期の大幅増益を好感した買いが入った。パッケージ分野で既存タイトルが堅調に推移したことに加えて、オンライン・モバイル事業で12月に実施した「信長の野望 覇道」の1周年記念キャンペーンが寄与した。8月に配信を開始した「信長の野望 出陣」、9月に配信を開始した「レスレリアーナのアトリエ」などの新作タイトルも貢献した。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高950億円(前期比21.1%増)、営業利益375億円(同4.2%減)の従来見通しを据え置いている。
■信越化 <4063> 5,822円 (+171円、+3.0%)
信越化学工業 <4063> [東証P]が3日ぶり大幅反発。岩井コスモ証券は29日、同社株の投資判断「A」を継続し目標株価を5300円から6700円に引き上げた。第3四半期累計(23年4-12月)の連結営業利益は前年同期比30.8%減の5595億2800万円となった。塩ビ樹脂など生活環境基盤材料事業やシリコンウエハーなど電子材料事業が減益となるなど全事業が減益だった。ただ、24年3月期予想の同利益7000億円(前期比29.9%減)に対する進捗率は約8割に達しており、同証券では今期同利益は7300億円への増額修正を見込んでいる。シリコンウエハー需要も今年後半にはプラス転換が見込まれるほか、塩ビ樹脂事業も米金利低下で米住宅着工の改善が期待される。
■ウエルシア <3141> 2,529.5円 (+66円、+2.7%)
ウエルシアホールディングス <3141> [東証P]が4日続伸。同社親会社のイオン <8267> [東証P]が29日、ツルハホールディングス <3391> [東証P]の株式を追加取得するため、香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメントと独占的に交渉を始めると発表したことを受けて、業界再編の思惑から買われたようだ。
■九電工 <1959> 5,359円 (+119円、+2.3%)
九電工 <1959> [東証P]が3日続伸。29日の取引終了後に発表した24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結決算は、売上高が前年同期比25.4%増の3150億6700万円、最終利益が同14.9%増の170億5000万円だった。直近3ヵ月間の10-12月期の最終利益は約85%増と9ヵ月間の累計を上回る増益率となった。業況を好感した買いが入り、ショートカバーの誘発につながったようだ。4-12月期は豊富な手持ち工事量を背景に九州、首都圏ともに売上高が増加した。保有する非上場株式の一部について、臨時的な配当があったことも利益を押し上げる要因となった。
■アイザワ証G <8708> 1,235円 (+26円、+2.2%)
アイザワ証券グループ <8708> [東証P]が続伸。30日午後2時ごろに自社株買いを実施すると発表したことが好材料視された。上限を30万株(発行済み株数の0.80%)、または5億円としており、取得期間は2月1日から6月30日まで。資本効率の向上と株主還元の充実を図り、機動的な資本政策を遂行するためとしている。同時に発表した第3四半期累計(23年4-12月)連結決算は、営業収益134億7300万円(前年同期比44.1%増)、営業利益5億1400万円(前年同期22億600万円の赤字)、最終利益11億3500万円(同12億700万円の赤字)だった。株式委託取引の増加などで受入手数料が大幅増となったほか、外国株式国内店頭取引の増加などでトレーディング損益も大幅に伸長した。なお、24年3月期通期業績予想は、引き続き未開示としている。
※30日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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