パワー半導体の市場は3兆円超えへ
業種:電気機器
時価総額:231億円
PER:20.09倍
PBR:1.20倍
【第3四半期は売上高31.0%増で営業大幅黒字化】
リチウムイオン電池の需要増加を背景に収益環境に吹く追い風は強い。
1/26に発表した18年3月期第3四半期累計(17年4-12月)の連結決算は売上高が176億6600万円(前年同期比31.0%増)と大幅増収、営業損益は10億7500万円の黒字(前年同期2億1600万円の赤字)と急改善している。通期業績予想は従来見通しを据え置いているが、営業利益は12億円(同5.4倍)を見込んでいるが上振れ期待も出てくるだろう。
【パワー半導体で名古屋に営業拠点設立】
自動車の環境規制強化を背景に世界的な電気自動車(EV)シフトの動きが強まっており、電子デバイスとしてパワー半導体需要が喚起される見通し。同社は同製品を開発・販売する有力メーカーとしてマーケットの注目度が高い。筆頭株主は米テスラやトヨタ自動車と提携するパナソニックであることも思惑を呼んでいる。4月からはトヨタのお膝元である名古屋市に新たに営業拠点を開設し、電源機器やパワー半導体の販売体制を強化する予定であることも、物色人気を高めている。
【パワー半導体の成長に勢い、市場は3兆円超えへ】
半導体関連として代表的なのはメモリー市場だが、それ以外では近年急速に成長過程にある「パワー半導体」市場が注目されている。パワー半導体とは、交流を直流に変えたり電圧を下げるといった、電気エネルギーの変換や制御に使われる半導体のことで、高電圧や強力な電流を扱うことが可能。また電力ロスの少ない形で変換できるのが強みで、鉄道車両などの産業用途からエアコンなどの家電レベルまでその用途は非常に幅広い。今後は、環境規制の高まりから世界的に普及加速の兆しにあるEV向けで需要が急速に伸びてくる公算が大きい。EV向け以外でも、太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギー分野で需要があり、市場規模は早晩3兆円を超えてくると試算されている。
パワー半導体や産業用電源機器が主力。パナソニックが筆頭株主。昨秋に小型電源機器事業を買収し、品揃え拡充した。
(3/28現在)
時価総額:231億円
PER:20.09倍
PBR:1.20倍
【第3四半期は売上高31.0%増で営業大幅黒字化】
リチウムイオン電池の需要増加を背景に収益環境に吹く追い風は強い。
1/26に発表した18年3月期第3四半期累計(17年4-12月)の連結決算は売上高が176億6600万円(前年同期比31.0%増)と大幅増収、営業損益は10億7500万円の黒字(前年同期2億1600万円の赤字)と急改善している。通期業績予想は従来見通しを据え置いているが、営業利益は12億円(同5.4倍)を見込んでいるが上振れ期待も出てくるだろう。
【パワー半導体で名古屋に営業拠点設立】
自動車の環境規制強化を背景に世界的な電気自動車(EV)シフトの動きが強まっており、電子デバイスとしてパワー半導体需要が喚起される見通し。同社は同製品を開発・販売する有力メーカーとしてマーケットの注目度が高い。筆頭株主は米テスラやトヨタ自動車と提携するパナソニックであることも思惑を呼んでいる。4月からはトヨタのお膝元である名古屋市に新たに営業拠点を開設し、電源機器やパワー半導体の販売体制を強化する予定であることも、物色人気を高めている。
【パワー半導体の成長に勢い、市場は3兆円超えへ】
半導体関連として代表的なのはメモリー市場だが、それ以外では近年急速に成長過程にある「パワー半導体」市場が注目されている。パワー半導体とは、交流を直流に変えたり電圧を下げるといった、電気エネルギーの変換や制御に使われる半導体のことで、高電圧や強力な電流を扱うことが可能。また電力ロスの少ない形で変換できるのが強みで、鉄道車両などの産業用途からエアコンなどの家電レベルまでその用途は非常に幅広い。今後は、環境規制の高まりから世界的に普及加速の兆しにあるEV向けで需要が急速に伸びてくる公算が大きい。EV向け以外でも、太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギー分野で需要があり、市場規模は早晩3兆円を超えてくると試算されている。
パワー半導体や産業用電源機器が主力。パナソニックが筆頭株主。昨秋に小型電源機器事業を買収し、品揃え拡充した。
(3/28現在)