ＯＢＡＲＡ－Ｇが急伸し新高値、リキャップＣＢ発行による自社株買いを好感

　ＯＢＡＲＡ　ＧＲＯＵＰ＜6877.T＞が急伸。株価は一時、前日比４２０円（６．３％高）の７０９０円まで上昇し、新高値に買われた。１９日の取引終了後、７０億円のユーロ円建て転換社債（ＣＢ）型新株予約権付社債を自社株買いと組み合わせる「リキャップＣＢ」の手法で発行すると発表した。
　 同ＣＢは満期償還日が２０２０年４月８日の５年債。転換価格は１９日終値を３７．９９％上回る９２０４円で決まった。潜在株式による希薄化率 は３．９４％となる。ユーロ円ＣＢによる調達資金は、約２０億円を設備投資に、約５０億円を自己株取得資金に充てる。また、２０日の午前８時４５分、７４万９６００株（５０億円相当）を東京証券取引所の自己株式立会外買付取引（ＴｏＳＴＮｅＴ－３）において１株６６７０円で買い付けることも発表している。
　リキャップＣＢの発行により、成長資金の確保とともに自己資本利益率（ＲＯＥ）の向上を目指すことが前向きに評価されたようだ。

ＯＢＡＲＡ－Ｇの株価は１０時３分現在７０００円（△３３０円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）