リーダ電子がＳ高カイ気配、４Ｋ対応関連機器の販売好調で１９年３月期業績及び配当予想を上方修正

　リーダー電子<6867.T>がＳ高の７４５円水準でカイ気配となっている。１月３１日の取引終了後、１９年３月期の連結業績予想について、売上高を３２億円から３３億円（前期比９．２％増）へ、営業利益を２億円から２億８０００万円（同３．５倍）へ、最終利益を１億５０００万円から２億２０００万円（同２．０倍）へ上方修正したことが好感されている。

　第３四半期までに国内で４Ｋ映像フォーマット対応関連機器の販売が好調だったことに加えて、北米・中南米および中国を中心としたアジアなどでも主力の放送関連機器の販売が好調に推移したことが寄与する見通し。また、引き続き付加価値の高い製品の売り上げ比率が向上することも利益を押し上げるという。

　あわせて、業績予想の修正に伴い、従来８円を予定していた期末一括配当を７円増額して１５円にすると発表しており、これも好材料視されている。前期実績の８円に対しては７円の増配になる予定だ。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１８年４～１２月）決算は、売上高２３億３４００万円（前年同期比２２．０％増）、営業利益２億２６００万円（前年同期６００万円の赤字）、最終利益２億円（同１２００万円の赤字）だった。

出所：minkabuPRESS