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【↓】日経平均 大引け| 大幅続落、先物主導の売りで3万9000円台割れ (11月13日)
日経平均株価
始値 39317.15
高値 39377.24(09:03)
安値 38600.26(14:42)
大引け 38721.66(前日比 -654.43 、 -1.66% )
売買高 23億3946万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆9077億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅続落、欧米株安受けリスクオフ
2.後場値を崩し、一時770円あまり急落する場面も
3.米長期金利上昇を警戒、先物主導で大陰線形成
4.一段と円安が進行するも、好材料視する動きなし
5.大型株軟調も、値下がり銘柄数は6割にとどまる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比382ドル安と3日ぶりに反落した。史上最高値を連日更新した反動から利益確定売りが優勢となった。
東京市場では、リスクオフの地合いとなり、特に後場取引後半から日経平均株価の下げ足が加速し、一時770円あまり下落する場面もあった。
13日の東京市場は、主力株への売りがかさむ展開となり、日経平均は波乱含みの下げに見舞われ、フシ目の3万9000円台を大きく下回った。前日の欧州株市場では主要国の株価が総じて下落し、米国株市場でも米長期金利の上昇が嫌気され、NYダウが3日ぶりに反落。これを受けて東京市場でもリスク回避目的の売りが噴出した。外国為替市場ではドル高・円安が一段と進んだが、これをポジティブ視する動きはみられなかった。先物主導の下げで日経平均は大陰線を形成し、25日移動平均線も一気に下抜ける形に。もっとも時価総額の大きい売買代金上位の銘柄に売りが目立った一方、中小型株の中にはプラス圏で引けた銘柄も少なくなく、プライム市場の値下がり銘柄数は全体の6割強にとどまっている。
個別では、売買代金トップとなったソフトバンクグループ<9984>が安く、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>など半導体主力銘柄が総じて下落した。IHI<7013>、川崎重工業<7012>が値を下げ、リクルートホールディングス<6098>も下値を探った。キーエンス<6861>が値を下げ、第一三共<4568>も売られた。ネクソン<3659>が急落、JPホールディングス<2749>も大幅安。このほか、住友金属鉱山<5713>の下げも目立った。
半面、東京エレクトロン<8035>は決算が好感され小幅ながらプラス圏で着地。セブン&アイ・ホールディングス<3382>が大幅高となり、みずほフィナンシャルグループ<8411>も堅調だった。青山商事<8219>、エル・ティー・エス<6560>、THK<6481>が急騰、いずれも値幅制限いっぱいまで上値を伸ばした。中越パルプ工業<3877>も値を飛ばした。朝日工業社<1975>が急騰、シャープ<6753>なども大幅高。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はセブン&アイ <3382>、東エレク <8035>、トレンド <4704>、シャープ <6753>、出光興産 <5019>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約58円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、リクルート <6098>、アドテスト <6857>、ネクソン <3659>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約245円。
東証33業種のうち上昇は6業種。上昇率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)小売業、(3)海運業、(4)水産・農林業、(5)空運業。一方、下落率の上位5業種は(1)精密機器、(2)その他製品、(3)輸送用機器、(4)その他金融業、(5)医薬品。
■個別材料株
△中越パ <3877> [東証P]
25年3月期利益予想および配当予想を上方修正。
△ヤプリ <4168> [東証G]
24年12月期最終利益を大幅上方修正。
△エクサWiz <4259> [東証G]
7-9月期営業損益が創業来初の黒字着地。
△アグロカネシ <4955> [東証S]
出光興産 <5019> によるTOB価格にサヤ寄せ。
△オープンW <5139> [東証G]
90万株を上限とする自社株買い発表と第3四半期高進捗率を好感。
△エクストリム <6033> [東証G]
25年3月期業績予想及び配当予想の上方修正と自社株買い発表を好感。
△THK <6481> [東証P]
上限16.31%の自社株買いを発表。
△旅工房 <6548> [東証G]
18四半期ぶり営業黒字確保をポジティブ視。
△LTS <6560> [東証P]
特別利益計上で24年12月期最終利益予想を引き上げ。
△青山商 <8219> [東証P]
配当増額と自社株買い。
▼ハーモニック <6324> [東証S]
25年3月期は一転赤字計画。
▼EDP <7794> [東証G]
今期予想を取り下げ。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)青山商 <8219>、(2)LTS <6560>、(3)THK <6481>、(4)中越パ <3877>、(5)ウィズメタク <9260>、(6)オーハシテク <7628>、(7)朝日工 <1975>、(8)シャープ <6753>、(9)武蔵精密 <7220>、(10)エイチワン <5989>。
値下がり率上位10傑は(1)ネクソン <3659>、(2)新晃工 <6458>、(3)GMO-GS <3788>、(4)GMO-PG <3769>、(5)あらた <2733>、(6)JPHD <2749>、(7)Jテック・C <3446>、(8)日本化 <4092>、(9)住友鉱 <5713>、(10)酒井重 <6358>。
【大引け】
日経平均は前日比654.43円(1.66%)安の3万8721.66円。TOPIXは前日比33.10(1.21%)安の2708.42。出来高は概算で23億3946万株。東証プライムの値上がり銘柄数は587、値下がり銘柄数は1012となった。東証グロース250指数は628.84ポイント(2.66ポイント安)。
[2024年11月13日]
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