堀場製が大幅続伸、１７年１２月期業績・配当予想を上方修正

　堀場製作所<6856.T>が大幅続伸し上場来高値を更新している。７日の取引終了後、１７年１２月期の連結業績予想について、売上高を１８７０億円から１９００億円（前期比１１．７％増）へ、営業利益を２２０億円から２３０億円（同２４．３％増）へ、純利益を１４５億円から１５０億円（同１５．７％増）へ上方修正し、期末配当予想を５０円から５５円へ上方修正したことが好感されている。

　半導体メーカーの設備投資が第４四半期も堅調に推移すると予想し、半導体システム機器部門の収益見通しを引き上げたことに加えて、アジア、米州などでの販売が堅調に推移していることから、科学システム機器部門の上振れを見込んでいることが要因としている。また、想定為替レートを１ドル＝１１０円から１１１円へ、１ユーロ＝１２０円から１２７円へ見直したことも寄与する。なお、年間配当は９５円（従来予想９０円）となり、前期実績に対して１０円の増配になる予定だ。

　同時に発表した第３四半期累計（１～９月）決算は、売上高１３２２億８９００万円（前年同期比１３．２％増）、営業利益１４６億１２００万円（同３７．１％増）、純利益１０７億８５００万円（同４８．１％増）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）