ＴＯＡ、前期経常を一転12％減益に下方修正、配当は6円増額

　ＴＯＡ <6809> が4月15日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の41億円→36億円(前の期は40.9億円)に12.2％下方修正し、一転して12.2％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の28.2億円→23.2億円(前年同期は27.3億円)に17.7％減額し、一転して15.2％減益計算になる。

　同時に、前期の年間配当を従来計画の20円→26円(前の期は26円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高については、日本セグメント、欧州・中東・アフリカセグメントでの売上高が計画未達となった影響等を受け、前回発表予想を下回る見込みです。　これに伴い営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益についても、前回発表予想を下回る見込みです。※本資料に記載した予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、不確定な要素を含んでおります。実際の業績等は、業況の変化等により、上記予想数値と異なる場合があります。

　　当社は、株主の皆さまへの利益還元の充実を経営の優先課題の一つと位置づけております。利益配分に関しましては、安定的な配当を基本におくとともに、業績を勘案しつつ株主の皆さまへの利益還元を図っております。　2020年３月期の期末配当は安定配当10円と業績連動配当２円に加え、記念配当４円の合計16円を予定しております。当社は、当年度に設立70周年を迎えました。これもひとえに株主の皆さまをはじめ、関係各位の長年にわたるご支援の賜物と心より感謝申し上げます。つきましては、株主の皆さまの日頃のご支援に感謝の意を表すため、１株あたり４円の記念配当を実施することといたしました。なお、本件については、本年６月開催予定の定時株主総会に付議する予定であります。