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同社は今期から決算期を3月末から12月末に変更。12/15期は海外の12ヶ月(海外子会社は前から1−12月)、国内は4−3月であったのを今年は4−12月分入れている。今期予想は売上高456億円、営業利益47億円、前年と期間をマッチさせた場合では売上高1.6%増の456億円、営業利益は11.4%減の44億円という。
正直これも冴えない数字である。しかし今期の予想は為替レートが1ドル115円、ユーロが125円の前提(前期比で11%の下落)で、為替のマイナス効果を営業利益段階で5億円ほど(ユーロだけでは-12億円)見込んでいる。同社は欧州向けの売上高が35.5%と一番高く(次が米国の26.4%、海外全体で89%)、欧州は去年も現地通貨ベースで売上高を5.9%伸ばしている。今期は欧州向け売上高を現地通貨ベースで1.3%減(為替影響込みで10.3%減)を見込んでいるが、実際はこれほど落ち込まず、為替も現状の1ユーロ135円ぐらいで推移していけば逆に5億円ほどの営業増益要因となる可能性がある。
とすると現在のEPS見込み203.66は2割ぐらい上ぶれることもできて240-250円。現在の株価で割り戻すと13倍程度(会社予想ベースで15.7倍)。上期の決算数字は確実に大幅減益で出てくるので秋口までは冴えない展開が続くだろうが、下期から増益転換できるとすればじわじわと見直し買いが入るかもしれない。
またコネタではあるが、工作機器に入っているデンタル加工機は5年で売上高20億円(昨年は前年同期比5割増)と伸びた。欧米中心だが国内にも売れ始めている。歯科医向け製品の利益率はかなり高い。
ここは一つ気長に待つべし。