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日本電波工業のニュース
「2022年は前半勝負の展開となる!」
●配当、テーマ性を重視した銘柄選別を!
2022年相場はどんな展開になるのだろうか。7月までは基本的に、堅調な値動きを想定している。日経平均株価は3万4500円絡みの水準を目指すだろう。古来、「トラは千里を走る」という。しかし、「トラは千里を帰る」。8~11月は波乱含みだ。そう、往って来いの可能性がある。
したがって、大発会早々、全力疾走が求められる。2022年は前半勝負の年となる。年始は例年、内外の機関投資家の動きが鈍い。投機筋(ヘッジファンド)は様子を見ると思う。このため、2021年12月後半のように、個人投資家好みの小物がフィーバーを演じる。個人投資家には絶好のチャンスとなろう。
狙い目はどうか。まず、3月決算期末を睨み、予想配当利回り9.4%の商船三井 <9104> 、同9.1%の日本郵船 <9101> は折に触れて買われるだろう。ホテル、レストランを経営し、リオープニング(ポストコロナ)の切り口を有する明治海運 <9115> の700円割れは仕込みの好機と判断する。
NY市場では前期まで45年連続増配のマクドナルド
ハイテク系ではDX(デジタルトランスフォーメーション)関連のラキール <4074> [東証M]、リチウムイオン電池製造用の薄膜塗工装置のヒラノテクシード <6245> [東証2]、5G(次世代通信網)向け水晶部品の日本電波工業 <6779> 、メタバース分野に注力中のイー・ガーディアン <6050> などに妙味があろう。
●地政学上のリスク、自然災害に注意を!
一方、2022年の外部環境はどうか。主に、7月以降の出来事だが、コロナ禍はほぼ克服されるだろう。新型コロナウイルスはインフルエンザ並みの感染症になる。ただ、人々の移動の復活と経済活動の正常化(需要増)、および地政学上のリスク(中東情勢の緊迫化)、供給不足があって、原油価格は1バレル=100ドル台に乗せるだろう。
これがアメリカ以外の先進国を直撃する。ガソリン価格、生活物資の高騰、インフレだ。バイデン大統領、ジョンソン首相(イギリス)、マクロン大統領(フランス)の支持率は低下、政治はメルケル首相後のドイツを含め、不安定となろう。このスキ(西側の結束の乱れ)を突いて中国、ロシアは攻勢を強めるとみられる。
考えられるネガティブ・シナリオは、冬季五輪を終えた中国は台湾海峡を封鎖、ロシアはウクライナに侵攻する。NATO(北大西洋条約機構)非加盟のウクライナを西側は救済できない。国連は無力だ。中国、ロシアには拒否権がある。アメリカの11月の中間選挙では与党の民主党が上院、下院ともに過半数を失う。バイデン政権はレームダック化する。
唯一、経済が好調なうえ、政治が安定しているのは日本だろう。岸田政権は7月の参院選に勝利、憲法改正に向け走り始める。さらに、持論の財政再建に着手する。キャピタルゲイン課税論議が浮上し、消費税率の引き上げが話題となろう。これが年後半相場のアキレス腱となる。
産業界の関心事はやはり、脱炭素(再生可能エネルギー)、SDGs(持続可能な開発目標)だろう。生物多様性(4~5月に国連生物多様性条約締約国会議が開催予定)の尊重は人工肉などの需要を拡大させる。日本ではスマートシティについてはすでに内閣府がガイドブックを公表している。4月には改正育児・介護休業法が順次、施行される。
DX実現、デジタル社会推進に向けて、リスキリング(学び直し)、GIGAスクール構想、AI(人工知能)戦略などがクローズアップされるだろう。これらのセクターは年間を通じ、物色されると思う。それと、「五黄土星」の星回り、西暦の末尾が「2」の年は地震、災害、紛争などが多発している。この備えも必要である。
◆杉村氏のお薦め「2022年ポートフォリオ10銘柄」
商船三井 <9104>
ワイエイシイホールディングス <6298>
SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ <9478> [JQ]
青山財産ネットワークス <8929> [東証2]
ラキール <4074> [東証M]
ヒラノテクシード <6245> [東証2]
日本電波工業 <6779>
イー・ガーディアン <6050>
大泉製作所 <6618> [東証M]
キューブシステム <2335>
2021年12月26日 記
★元日~4日に、2022年「新春特集」を一挙、“25本“配信します。ご期待ください。
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株探ニュース
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