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日本電波工業のニュース

日本電波工業のニュース一覧

<動意株・8日>(大引け)=ひらまつ、シスメックス、日電波など

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/06/08 15:09
<動意株・8日>(大引け)=ひらまつ、シスメックス、日電波など  ひらまつ<2764.T>=鮮烈な上げ足。一時14%を超える上昇で240円まで上値を伸ばし、約3か月ぶりに年初来高値更新となった。6月に入って投資マネーが集中し需給相場の様相を強めている。「米国ではワクチン普及が進み、レストランには予約が殺到し満杯状態にある。日本はまだワクチン普及の初動にあるが、今後大規模接種の動きが加速することが予想され、業績低迷を余儀なくされた外食関連のリバウンドを取りに行く短期筋の買いが活発化している」(国内証券マーケットアナリスト)という。フランス料理店などの高級レストランを展開する同社もその一角に位置するが、株価が低位に位置していることもあり、個人投資家を中心とした資金を呼びこんでいる。

 シスメックス<6869.T>=急動意。塩野義製薬<4507.T>が7日の取引終了後、シスメックスと共同開発したアトピー性皮膚炎向け検査キット「HISCL TARC試薬」について、新型コロナウイルス陽性患者の重症化リスクの判定補助を使用目的とする適応追加の承認を7日付で取得したと発表しており、これが材料視されているようだ。同検査キットは、ケモカインの一種であるTARCを簡便に測定することが可能なキットで、既にアトピー性皮膚炎の重症度評価の補助に使用されている。塩野義によると、国立国際医療研究センターが実施した臨床研究では、新型コロナによって重症化する患者は発症初期から血清中のTARC値が低値を示すことが確認されており、1回の測定で重症化を早期から予測できる分子マーカーとしてTARCの有用性が示されているという。

 日本電波工業<6779.T>=大幅高で因縁場の1000円ライン突破。17年7月にも985円まで買われたが、1000円には届かず反転し長期下降トレンド入りした経緯がある。時価は15年4月以来約6年2カ月ぶりの高値水準。水晶振動子や水晶発振器などの小型化技術で優位性を持つ水晶製品専業メーカーで、商品開発力の高さに定評がある。市場では「最終利益が下駄をはいているとはいえ、PER10倍未満と割高感がなく、ROEが高い。7日付で三菱UFJモルガンの目標株価引き上げが観測されており、これも買い人気に拍車をかけたようだ」(国内証券ストラテジスト)としている。

 シュッピン<3179.T>=大幅続伸。7日の取引終了後に発表した5月度の月次情報で、売上高が前年同月比67.6%増と4カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。主力のカメラ、時計事業ともにEC売上高が引き続き好調に推移した。カメラ事業では21年3月末に導入した「AIMD」が、中古品の買い取りや販売価格のAIによるタイムリーな適正価格設定とOne to Oneマーケティングとの連動により、適正価格での取引促進につながり、想定以上の粗利率の向上や中古売上高の好調持続に貢献した。また、新規Web会員数も堅調に推移しており、会員数は52万人を超える52万3153人と前月比4374人増加した。

 システム ディ<3804.T>=上げ足早め4日続伸。7日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(20年11月~21年4月)連結業績について、営業利益が3億3300万円から4億8700万円(前年同期比14.4%減)へ、純利益が2億3000万円から3億3400万円(同15.2%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好材料視されている。売上高は19億8300万円の従来予想に対して19億7900万円(同7.3%減)とほぼ計画通りで着地したものの、パッケージソフトの高品質化やストックビジネスの推進、販管費や外注費などのコストの見直しに取り組んだことが利益を押し上げた。

 多摩川ホールディングス<6838.T>=底値圏離脱の動き。同社は7日取引終了後、5G高度化研究におけるミリ波無線基地局と端末のハードウェアが、国が推進する次世代の無線通信研究開発プロジェクトに参画する企業に主要な実験機器として採用されたことを発表、これが株価を刺激する格好となった。同社はモバイル端末や無線機器、計測器の製造販売を手掛け、5G関連分野への展開に期待が大きい。株価は今年に入り一貫して調整局面にあり、5月18日には年初来安値1422円まで売り込まれたがその後は下げ渋る展開となっていた。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ
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