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「5G」関連が4位、商用化が順次スタートで再注目場面へ<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 マスク
2 テレワーク
3 巣ごもり
4 5G
5 コロナウイルス
6 遠隔医療
7 eラーニング
8 教育ICT
9 院内感染
10 ドラッグストア
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「5G」が4位となっている。
新型コロナウイルスの感染拡大を背景に不安定な動きを強いられている全体相場だが、そうしたなかも投資テーマの王道である次世代高速通信規格「5G」に改めて注目が集まっている。国内では昨年9月から通信キャリアがプレサービスを開始しているが、今月からはいよいよ本番を迎え、漸次商用化が始まっていく見込みにある。
人工知能(AI)・IoT社会を支える縁の下の力持ちとなるのが5Gの役割で、世界的にインフラ整備が進んでいる。従来の4Gからは大幅なバージョンアップとなり、5Gの通信速度は最大20Gbps、多端末同時接続でも1平方キロメートル当たり100万台、更に1ミリ秒という低遅延が売り物だ。
5Gはこれまでのように我々のモバイル端末を対象とするインフラではない。産業機械や自動運転分野、あるいはドローンや遠隔医療といった分野で5Gはイノベーションを支える重要な基盤となっていく。英調査会社のIHSマークイットによると5Gがもたらす経済効果は2035年までに最大で12兆3000億ドル、日本円にして1330兆円あまりに達すると試算されているが、これはIoTをバックボーンとしたあらゆる産業とリンクするという前提があるからにほかならない。製造業に見込まれる経済効果は最も大きく3兆3600億ドル規模が試算されるほか、情報・コミュニケーションや小売・流通などに与えるインパクトも極めて大きい。
株式市場でも新型コロナウイルスの影響が一巡してくれば、5G関連株は物色対象として再浮上する公算が大きく、現在のような全体相場が非常に不安定な地合いにあっても常にマークは怠らず、したたかに買い場を探っておきたい。
関連銘柄としてはまず、NTTドコモ<9437.T>、KDDI<9433.T>、ソフトバンク<9434.T>の通信メガキャリア3社のほか、4月中に本格参入見込みにある楽天<4755.T>が挙げられる。楽天は大手の半額以下とされる料金攻勢をかける方針が伝わるとともに、通信機器トップのNEC<6701.T>と共同で5G基地局を整備する計画にあることから、今後カギを握る銘柄となりそうだ。
このほか、通信機器メーカーでは富士通<6702.T>がNECと双璧。また、通信計測器のトップメーカーであるアンリツ<6754.T>や基地局向け計測器で高い実力を持つアルチザネットワークス<6778.T>。アンテナでは日本アンテナ<6930.T>、原田工業<6904.T>、ヨコオ<6800.T>などがマークされる。また、光通信部品を手掛けるsantec<6777.T>や情報機器向けコンデンサーを展開する双信電機<6938.T>、水晶デバイスを製造する大真空<6962.T>や日本電波工業<6779.T>など。更にシステム開発を請け負うアイ・エス・ビー<9702.T>やアイレックス<6944.T>なども注目できる。
出所:MINKABU PRESS
1 マスク
2 テレワーク
3 巣ごもり
4 5G
5 コロナウイルス
6 遠隔医療
7 eラーニング
8 教育ICT
9 院内感染
10 ドラッグストア
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「5G」が4位となっている。
新型コロナウイルスの感染拡大を背景に不安定な動きを強いられている全体相場だが、そうしたなかも投資テーマの王道である次世代高速通信規格「5G」に改めて注目が集まっている。国内では昨年9月から通信キャリアがプレサービスを開始しているが、今月からはいよいよ本番を迎え、漸次商用化が始まっていく見込みにある。
人工知能(AI)・IoT社会を支える縁の下の力持ちとなるのが5Gの役割で、世界的にインフラ整備が進んでいる。従来の4Gからは大幅なバージョンアップとなり、5Gの通信速度は最大20Gbps、多端末同時接続でも1平方キロメートル当たり100万台、更に1ミリ秒という低遅延が売り物だ。
5Gはこれまでのように我々のモバイル端末を対象とするインフラではない。産業機械や自動運転分野、あるいはドローンや遠隔医療といった分野で5Gはイノベーションを支える重要な基盤となっていく。英調査会社のIHSマークイットによると5Gがもたらす経済効果は2035年までに最大で12兆3000億ドル、日本円にして1330兆円あまりに達すると試算されているが、これはIoTをバックボーンとしたあらゆる産業とリンクするという前提があるからにほかならない。製造業に見込まれる経済効果は最も大きく3兆3600億ドル規模が試算されるほか、情報・コミュニケーションや小売・流通などに与えるインパクトも極めて大きい。
株式市場でも新型コロナウイルスの影響が一巡してくれば、5G関連株は物色対象として再浮上する公算が大きく、現在のような全体相場が非常に不安定な地合いにあっても常にマークは怠らず、したたかに買い場を探っておきたい。
関連銘柄としてはまず、NTTドコモ<9437.T>、KDDI<9433.T>、ソフトバンク<9434.T>の通信メガキャリア3社のほか、4月中に本格参入見込みにある楽天<4755.T>が挙げられる。楽天は大手の半額以下とされる料金攻勢をかける方針が伝わるとともに、通信機器トップのNEC<6701.T>と共同で5G基地局を整備する計画にあることから、今後カギを握る銘柄となりそうだ。
このほか、通信機器メーカーでは富士通<6702.T>がNECと双璧。また、通信計測器のトップメーカーであるアンリツ<6754.T>や基地局向け計測器で高い実力を持つアルチザネットワークス<6778.T>。アンテナでは日本アンテナ<6930.T>、原田工業<6904.T>、ヨコオ<6800.T>などがマークされる。また、光通信部品を手掛けるsantec<6777.T>や情報機器向けコンデンサーを展開する双信電機<6938.T>、水晶デバイスを製造する大真空<6962.T>や日本電波工業<6779.T>など。更にシステム開発を請け負うアイ・エス・ビー<9702.T>やアイレックス<6944.T>なども注目できる。
出所:MINKABU PRESS
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