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「5G」がランキング第1位、ファーウェイ製品排除で新たな思惑<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 5G
2 キャッシュレス決済
3 サイバーセキュリティ
4 国土強靱化
5 人工知能
6 バイオテクノロジー関連
7 全固体電池
8 半導体
9 TOPIXコア30
10 量子コンピューター
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「5G」がランキング首位となっている。
5日の東京株式市場は前日の米株高や為替の円安を好感して買い優勢で始まったものの、その後戻り売りに押され日経平均は小幅ながらマイナス圏に沈むはっきりしない展開が続いている。しかし、内需系のテーマ株に対する物色の矛先は鈍っていない。
その筆頭に挙げられるのが次世代通信規格の5G関連で、象徴株に位置付けられるアンリツ<6754.T>が全体気迷い気味の地合いのなか4連騰と気を吐いている。周辺への経済波及効果と合わせ、世界的に巨大なマーケット創出が見込まれる5Gは、日本でもIoT社会を支える必須インフラとして、官民を挙げての取り組みが進んでいる。
東京オリンピック開催年である2020年には世界ベースで500億台の機器がネット接続されると試算されるなど、IoT全盛時代に突入する。その際に大容量化・高速化に加え、同時多数接続という命題をクリアするのが5Gだ。動画配信分野における高付加価値化はもちろん、スマートシティや自動運転車など次世代社会の根幹を支えるうえで不可欠となる。
直近では中国の通信機器最大手ファーウェイ製品を安全保障上の理由からか排除する動きが世界的に広がっている。ファーウェイは現在移動体通信基地局向けシェアで3割近くを占める世界トップ。5G分野でもその技術力の高さと価格の安さで最有力だったが、ここにきて「安全」を主眼に米国に追随する動きがグローバル規模で顕在化している。これは5Gインフラに際し通信キャリアの負担コスト上昇につながるが、一方、通信システム分野で相対的に収益機会が高まる企業や新規参入の動きを誘発することにもつながっていく。株式市場でも、これまで以上にテーマ買いの動きを増幅させる背景となりやすい。
アンリツと同じ通信計測器メーカーであるアルチザネットワークス<6778.T>は足もとの業績は低迷しているが、今後の展開力に思惑があるほか、無線基地局用電源で高実績を持つオリジン電気<6513.T>は足もとの業績も好調で上値余地が期待される。
このほか、富士ソフト<9749.T>子会社で通信機器向けに強いサイバーコム<3852.T>、NEC<6701.T>を主要取引先に置くアイレックス<6944.T>、IP電話システムに強いネクストジェン<3842.T>、IoTソリューションで実力を発揮するエコモット<3987.T>などに商機が見込まれる。また、自動車・IT業界双方に太いパイプを持つイード<6038.T>は「イード5Gモビリティ」で5G関連ビジネスの橋渡し役を担う。
通信アンテナ最大手の日本アンテナ<6930.T>や自動車用アンテナでトップシェアを有する原田工業<6904.T>なども注目される。
出所:minkabuPRESS
1 5G
2 キャッシュレス決済
3 サイバーセキュリティ
4 国土強靱化
5 人工知能
6 バイオテクノロジー関連
7 全固体電池
8 半導体
9 TOPIXコア30
10 量子コンピューター
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「5G」がランキング首位となっている。
5日の東京株式市場は前日の米株高や為替の円安を好感して買い優勢で始まったものの、その後戻り売りに押され日経平均は小幅ながらマイナス圏に沈むはっきりしない展開が続いている。しかし、内需系のテーマ株に対する物色の矛先は鈍っていない。
その筆頭に挙げられるのが次世代通信規格の5G関連で、象徴株に位置付けられるアンリツ<6754.T>が全体気迷い気味の地合いのなか4連騰と気を吐いている。周辺への経済波及効果と合わせ、世界的に巨大なマーケット創出が見込まれる5Gは、日本でもIoT社会を支える必須インフラとして、官民を挙げての取り組みが進んでいる。
東京オリンピック開催年である2020年には世界ベースで500億台の機器がネット接続されると試算されるなど、IoT全盛時代に突入する。その際に大容量化・高速化に加え、同時多数接続という命題をクリアするのが5Gだ。動画配信分野における高付加価値化はもちろん、スマートシティや自動運転車など次世代社会の根幹を支えるうえで不可欠となる。
直近では中国の通信機器最大手ファーウェイ製品を安全保障上の理由からか排除する動きが世界的に広がっている。ファーウェイは現在移動体通信基地局向けシェアで3割近くを占める世界トップ。5G分野でもその技術力の高さと価格の安さで最有力だったが、ここにきて「安全」を主眼に米国に追随する動きがグローバル規模で顕在化している。これは5Gインフラに際し通信キャリアの負担コスト上昇につながるが、一方、通信システム分野で相対的に収益機会が高まる企業や新規参入の動きを誘発することにもつながっていく。株式市場でも、これまで以上にテーマ買いの動きを増幅させる背景となりやすい。
アンリツと同じ通信計測器メーカーであるアルチザネットワークス<6778.T>は足もとの業績は低迷しているが、今後の展開力に思惑があるほか、無線基地局用電源で高実績を持つオリジン電気<6513.T>は足もとの業績も好調で上値余地が期待される。
このほか、富士ソフト<9749.T>子会社で通信機器向けに強いサイバーコム<3852.T>、NEC<6701.T>を主要取引先に置くアイレックス<6944.T>、IP電話システムに強いネクストジェン<3842.T>、IoTソリューションで実力を発揮するエコモット<3987.T>などに商機が見込まれる。また、自動車・IT業界双方に太いパイプを持つイード<6038.T>は「イード5Gモビリティ」で5G関連ビジネスの橋渡し役を担う。
通信アンテナ最大手の日本アンテナ<6930.T>や自動車用アンテナでトップシェアを有する原田工業<6904.T>なども注目される。
出所:minkabuPRESS
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