電気興が堅調で２５日線上回る、ＬＴＥ投資拡充で収益環境追い風意識

　電気興業＜6706.T＞が堅調。ここ６３０円近辺を軸にもみ合いを続けていたが、売り物が一巡し目先は２５日移動平均線の上に浮上してきた。更新需要期に入った移動体通信インフラでは、次世代高速通信サービスであるＬＴＥサービスの普及加速に伴い、ＮＴＴドコモをはじめネットワーク拡充に向けた設備投資拡充の動きが強まっている。同社が手掛ける多周波共用アンテナへの需要は旺盛で、「今期から来期にかけて需要は最も盛り上がる局面」（市場関係者）との指摘が買いを誘う背景となっているようだ。
　１５年３月期第２四半期（４～９月）の連結営業利益予想は３億円から５億円に増額しているが、通期でも会社側予想４３億円（前期比横ばい）は増額修正から２ケタ増益の公算大との見方が強くなっている。

電気興の株価は１１時３０分現在６３６円（△７円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）