ＯＫＩ、今期最終を一転赤字に下方修正、配当も10円減額

　沖電気工業 <6703> [東証Ｐ] が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は115億5700万円の赤字(前年同期は62億2500万円の赤字)に赤字幅が拡大した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の30億円の黒字→30億円の赤字(前期は20億6500万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の86億5900万円→26億5900万円(前年同期は86億1500万円)に69.3％減額し、一転して69.1％減益計算になる。

　業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の30円→20円(前期は30円)に大幅減額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終損益は58億9800万円の赤字(前年同期は3億2500万円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の4.7％→-0.8％に急悪化した。

株探ニュース